波長分割多重とは?はちょうぶんかつたじゅう
波長分割多重とは、1本の光ファイバに波長の異なる複数の光信号を載せ、それぞれ独立した回線として同時に伝送する多重化技術。波長間隔が広く安価なCWDMと、間隔を狭めて多重度を高めたDWDMに分かれる。芯線を増やさずに容量を増やせるため、敷設コストが支配的な区間で選ばれる。
最終更新:2026-10-06
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光ファイバの敷設は掘削や管路の確保が費用の大半を占め、需要が増えるたびに芯線を足すのは現実的でない。一方で、ファイバが通せる光の周波数帯には大きな余りがあった。色(波長)で分ければ1心をそのまま多重化できるという発想で容量を伸ばしたのがこの技術で、設計者は「回線を増やす=物理を増やす」以外の選択肢を持てるようになった。
具体例
ITU-T勧告G.694.1がDWDMの波長格子を、G.694.2がCWDMの波長格子を定めており、機器はこの格子上の波長で相互接続する。データセンタ間の暗ファイバ1心に複数の波長を載せ、専用線を追加せずに拠点間の容量だけを増やす構成が典型例。
試験での引っ掛け
時間を区切って多重する時分割多重(TDM)と取り違えやすい。分けるのは時間ではなく波長(=光の周波数)で、各波長は独立に別の速度・別のプロトコルを載せられる。CWDMは間隔が広く温度制御が不要で安価だが多重度が低く長距離に向かない、DWDMは間隔が狭く多重度が高い代わりに温度安定化と光増幅が要る、という得失も問われる。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。