AESとは?えーいーえす
AES(Advanced Encryption Standard)は、米国NISTが公募により標準として選んだ共通鍵ブロック暗号。ブロック長は128ビット固定で、鍵長は128・192・256ビットから選ぶ。置換と転置を繰り返す構造で高速に処理でき、通信の本文暗号化の大半を担う。
最終更新:2026-10-07
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前の標準だったDESは鍵長56ビットで、計算機の進歩により総当たりで破られる水準まで落ちた。後継は方式を秘密にせず、公開の場で世界中の研究者に攻撃させたうえで選ぶという手続がとられ、その過程自体が安全性の根拠になっている。午前Iでは方式の分類を問う形で出るため、共通鍵側であることが要点。
具体例
TLS 1.3の標準的な暗号スイートはAES-128-GCMやAES-256-GCMで、CPUのAES-NI命令を使えば毎秒ギガバイト規模で処理できる。無線LANのWPA2・WPA3もAESを用いたCCMP/GCMPを採用している。
試験での引っ掛け
「AESは公開鍵暗号」は誤りで共通鍵暗号。公開鍵暗号は鍵の受け渡しと署名に使い、本文の暗号化はAESが担うという組み合わせ(ハイブリッド暗号)が普通。鍵長を256にしてもブロック長は128のままである点も混同しやすい。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成29年度 秋期 高度試験 午前Ⅰ 問13(IPA)解説で登場
暗号方式に関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:共通鍵暗号方式では、暗号化及び復号に同一の鍵を使用する。
要点:共通鍵は同じ鍵で暗号化・復号、公開鍵は鍵の対を使い分ける
共通鍵暗号方式は暗号化と復号で同一の鍵を使うため対称鍵暗号とも呼ばれる。鍵を通信相手と安全に共有する必要がある一方、公開鍵暗号より処理が高速である。AESが共通鍵、RSAが公開鍵であり、秘匿目的の公開鍵暗号では受信者の公開鍵で暗号化し秘密鍵で復号する。
出典:令和2年度 10月試験 高度試験 午前Ⅰ 問14(IPA)解説で登場
暗号方式に関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:共通鍵暗号方式では、暗号化及び復号に同一の鍵を使用する。
要点:共通鍵暗号は暗号化と復号で同じ鍵、公開鍵暗号は別々の鍵を使う
共通鍵暗号方式は、暗号化と復号に同一の鍵を使う方式で、AESが代表例である。処理が高速な反面、通信相手ごとに鍵を安全に配送する必要がある。公開鍵暗号方式(RSAなど)は暗号化と復号で異なる鍵を使い、秘匿目的では公開鍵で暗号化し秘密鍵で復号する。
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 1. 情報セキュリティ > (8) 情報セキュリティに関する技術に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。