集合演算とは?しゅうごうえんざん
集合演算とは、和集合(どちらかに含まれる)・積集合(両方に含まれる)・差集合(一方には含まれるが、もう一方には含まれない)・補集合(全体のうち、その集合に含まれない)など、集合どうしに対する演算。要素の数を求める包除原理(重なりを二重に数えないよう引く考え方)や、円の重なりの図(ベン図)による領域の対応づけが基本で、論理演算(AND・OR・NOTで条件を組み合わせる計算)や検索条件の組立てと同じ構造を持つ。「AかつB」でないことは「AでないかBでない」と同じ、というド・モルガンの法則は集合の側でも成り立つ。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →具体例
100人のうちAを選んだ人が60人、Bが50人、両方選んだ人が30人なら、少なくとも一方を選んだ人は60+50−30=80人、どちらも選ばなかった人は20人。3つの集合になると、2つずつの重なりを引いたあと、3つ全部の重なりを引きすぎた分を足し戻す点が計算の要になる。
試験での引っ掛け
日常語の「AまたはB」は「どちらか一方だけ」と読めてしまうが、集合・論理では両方を含む和集合を指す。差集合A−B(Aのうち、Bに含まれない部分)と、どちらか一方だけを表す対称差の取り違えも多い。補集合は、何を全体とするか(全体集合)を決めないと定まらない。
関連用語
出た過去問
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問65(IPA)
関係データベースのA表,B表がある。A表,B表に対して(A∪B),(A∩B)を行った結果は,それぞれP表,Q表及びR表のどれになるか。ここで,∪は和集合演算,∩…
正解:(A∪B)=R,(A∩B)=P
要点:和集合は全部まとめる、共通集合は両方にある行だけ
和集合(A∪B)は両方の表に現れる行を重複なくすべて集めたもので、6件になるR表が該当する。共通集合(A∩B)は両方の表に共通して存在する行だけを取り出したもので、2件のP表が該当する。なお、A表からB表と共通する行を除いた差集合がQ表にあたる。
出典:令和2年度 10月試験 ITパスポート試験 問73(IPA)
関係データベースにおいて、表Aと表Bの積集合演算を実行した結果はどれか。
正解:品名と価格の組(せんべい250, チョコレート150)の2行
要点:積集合は両方の表に共通する行だけを残す
積集合演算は、二つの表に共通して存在する行だけを取り出す集合演算である。表Aと表Bを見比べると、品名と価格の組が完全に一致するのはせんべいとチョコレートの2行だけで、ガムとどら焼きは片方にしか存在しない。よって、その2行だけからなる表が結果となる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。