マルチキャストとは?まるちきゃすと
マルチキャストとは、あらかじめ「受け取りたい」と申し出たグループの複数の相手へ、同じデータを1回の送信で届ける通信の方法。送る側は1本だけ流し、途中のネットワーク機器が必要な分だけ複製して各宛先へ配る。宛先の数で分けた3つの型の一つで、1対1がユニキャスト、同じネットワーク内の全員に送るのがブロードキャスト、その中間の「特定のグループにだけ」がマルチキャスト。
最終更新:2026-10-10
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同じ研修動画を社内の100人に配るとき、1人ずつ別々に送ると同じ中身が100本分も回線を流れてしまう。かといって全員宛てに送れば、見ていない人の機器にまで負荷がかかる。「必要な相手にだけ、送り手は1本で済ませる」方法として用意されたのがマルチキャストである。
具体例
全国の支店にある端末へ、本社から同じ研修動画を同時に流す場面を考える。1台ずつ送る方式では本社の回線が支店の数だけ必要になるが、マルチキャストなら本社は1本流すだけで、途中のネットワーク機器が受け取りを申し出た支店の分だけ複製して届ける。
試験での引っ掛け
ブロードキャストとの取り違えが狙われる。ブロードキャストは同じネットワーク内の「全員」宛て、マルチキャストは申し出た「グループ」宛て。過去問では「ネットワーク機器がパケット(小分けにしたデータ)を複製して複数の宛先へ送る」と言い換えて出る。名前が似たマルチスレッド(処理を分けて同時に進める)・マルチブート(1台に複数のOSを入れて選んで起動する)とは無関係なので、「マルチ」だけで選ばない。
関連用語
出た過去問
出典:平成27年度 秋期 ITパスポート試験 問60(IPA)
ネットワーク機器がパケットを複製して,複数の宛先に送ることを何というか。
正解:マルチキャスト
要点:マルチキャストは特定の複数宛先へ同じデータを配信
マルチキャストは、送信元が1つのパケットを送り、ネットワーク機器がそれを複製して特定のグループに属する複数の宛先へ届ける通信方式である。1対1のユニキャスト、全端末に送るブロードキャストと区別される。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。