マルチスレッドとは?まるちすれっど
マルチスレッドとは、1つのプログラムの中で、同時に進められる作業を複数の流れに分けて並行して処理する方式。それぞれの流れをスレッドと呼ぶ。ある流れが通信やファイルの読み出しを待っている間に別の流れを進められるので、処理装置を複数積んだパソコン(マルチコアCPU)の能力を活かせる。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
昔のプログラムは上から順に1つずつしか処理を進められなかった。通信やファイル読み出しの待ち時間は処理装置が遊んでいる時間になり、CPUを何個積んでも1個しか働かない。作業を複数の流れに分け、待っている流れの横で別の流れを動かせるようにしたのがスレッドである。
具体例
ブラウザでウェブページを開くと、文字を表示する処理と画像を読み込む処理と動画を再生する処理が同時に進む。すべてが1つの流れなら、大きな画像を読み終わるまで文字も出ないことになる。Excelで大きな表を再計算しながら別のシートを見られるのも同じ仕組みである。
試験での引っ掛け
ITパスポートでは「一つのアプリケーションの中で、並列処理が可能な部分を複数の処理単位に分ける方式」という言い回しで出る。複数のプログラムを同時に動かすマルチタスクや、処理装置を複数積むマルチコアとは別の言葉なので、選択肢で入れ替えられる。分ければ必ず速くなるわけでもなく、順番どおりにしか進められない処理は分けても効果が出ない。
関連用語
出た過去問
出典:平成27年度 春期 ITパスポート試験 問65(IPA)
一つのアプリケーションプログラムの中で、並列処理が可能な部分を複数の処理単位に分け、それらを並行して処理することで、マルチコアCPUを使用したコンピュータの処理…
正解:マルチスレッド
要点:マルチスレッドは処理を分けて並行実行しコアを活用する
マルチスレッドは、一つのプログラムの中で並列に実行できる処理を複数のスレッドに分け、同時並行で走らせる方式である。複数の演算コアを持つCPUではスレッドを各コアに割り当てられるため、処理能力を有効に使える。画面表示の方式、通信の同報方式、複数OSの起動方式とは領域がまったく異なる。
出典:平成30年度 秋期 ITパスポート試験 問59(IPA)
マルチスレッドの説明として、適切なものはどれか。
正解:一つのアプリケーションプログラムを複数の処理単位に分けて、それらを並列に処理すること
要点:マルチスレッドは1プログラムを複数の実行単位で並行処理
スレッドはプログラム内部の処理の実行単位で、一つのプログラムを複数のスレッドに分けて同時並行に走らせる方式が問われている。片方が入力待ちの間にもう片方が計算を進められるため、応答性や処理効率が上がる。複数の演算回路を持つことはマルチコアであり、両者は別の概念である。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。