トレーサビリティとは?とれーさびりてぃ
トレーサビリティとは、システム開発で、要件定義(何を作るかを決める)→設計(どう作るかを決める)→実装(プログラムを作る)→テスト(確かめる)と工程が進む中で、どの要件がどの設計・プログラム・テスト項目に対応しているかを、たどれる状態にしておくこと。食品の産地や流通経路をたどる意味でも使う語だが、ここでは開発で作ったものどうしの対応を指す。仕様を変えたときに影響が及ぶ範囲を特定したり、テストに漏れがないかを確かめたりするのに役立つ。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
システムを発注した側が「頼んだ機能は本当に入っているのか」を確かめようとしても、要件、設計、プログラム、テストが別々の資料に分かれていると、頼んだ内容がどこにどう反映されたのか見えない。作る側と頼む側が、一つの要望の行方を最後までたどって確認できるようにする考え方が求められた。
具体例
ある機能要件(システムにできてほしいこと)に対応する設計の項目とテスト項目を一覧表で結び付けておき、要件が変わったときに影響を受ける設計・テストを漏れなく洗い出せるようにする。
試験での引っ掛け
記録を残すこと自体が目的ではなく、要件⇔設計⇔プログラム⇔テストの対応を「たどれる状態」にすることが目的。食品などの流通経路追跡と同じ語だが、ここでは開発成果物どうしの対応関係を指す点に注意。
関連用語
出た過去問
出典:平成26年度 春期 ITパスポート試験 問5(IPA)
トレーサビリティに該当する事例として、適切なものはどれか。
正解:肉や魚に貼ってあるラベルをよりどころに生産から販売までの履歴を確認できる。
要点:トレーサビリティは生産から流通までの追跡可能性
トレーサビリティとは、製品がいつ・どこで・どのように作られ流通したかを記録し、後から追跡できるようにすることをいう。食品では生産者・加工日・流通経路などをラベルや識別番号から遡って確認できる仕組みがこれに当たる。他の選択肢はそれぞれeラーニング、アウトソーシング、ナレッジマネジメントの説明である。
出典・参考
公式シラバスの2 経営戦略 > 14. ビジネスシステム > (1) 代表的なビジネス分野におけるシステムに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。