SLM(サービスレベル管理)とは?
SLM(サービスレベル管理)とは、SLAで合意した目標が実際に達成されているかを継続的に監視・報告し、必要に応じてサービス内容や目標を見直していくマネジメント活動。
ITパスポートの過去問では12回出題されています(2012年度〜2026年度)。
えすえるえむ
SLM(サービスレベル管理)の意味
SLAで合意した目標が実際に達成されているかを継続的に監視・報告し、必要に応じてサービス内容や目標を見直していくマネジメント活動。
SLM(サービスレベル管理)の具体例
毎月の稼働率実績をSLAの目標値と比較して報告書を作成し、目標未達が続く場合は原因分析と改善策の検討を行う。
SLM(サービスレベル管理)は試験でどう引っ掛けられる?
SLAを作る作業そのものではなく、合意後に達成状況を監視・報告し、見直していくPDCAの活動を指す。稼働率を監視するだけではSLMとは言えない。SLAはSLMの中で基準として使う道具にあたる、という上下関係で整理する。目標を下回ったときだけでなく、常に余裕で達成しているときも水準の見直し対象になる。
SLM(サービスレベル管理)と関連する用語
SLM(サービスレベル管理)が出た過去問
SLAとSLMに関する説明のうち、適切なものはどれか。
正解:SLAとはサービス提供者とサービス利用者との間で取り決めたサービスレベルの合意書であり、SLMとはITサービスの品質を維持し、向上させるための活動である。
要点:SLAはサービス水準の合意書、SLMはそれを維持・改善する管理活動
SLA(サービスレベル合意書)は、提供者と利用者が可用性や応答時間などのサービス水準をあらかじめ文書で合意したものである。SLM(サービスレベル管理)は、その合意に基づき実績を測定・報告し、レビューして改善するPDCAを回す継続的な活動を指す。SLAが約束、SLMが運用と改善という関係で覚える。
出典:平成24年度 秋期 ITパスポート試験 問39(IPA)サービスレベル管理において、サービス提供者と利用者の間で合意した応答時間について、図に示す工程で継続的に改善活動を行う。モニタリングで実施するものはどれか。
正解:応答時間の監視
要点:モニタリングは合意した指標の実績を測り続ける段階
サービスレベル管理では、合意→測定→評価→改善という流れで管理を繰り返す。このうちモニタリングは、合意した指標が実際にどうなっているかを継続的に測り、記録する段階である。測定した結果を目標と突き合わせて判断するのは次のレビュー、対策の実施は改善の段階に当たる。
出典:平成26年度 秋期 ITパスポート試験 問31(IPA)新たなシステムの運用に当たって、サービスレベル管理を導入した。サービスレベル管理の目的に関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:サービスレベルを利用者と提供者が合意し、それを維持・改善するためのものである。
要点:SLMは合意したサービス水準を維持・改善する活動
サービスレベル管理(SLM)は、提供するサービスの水準を利用者と提供者の間で合意(SLA)し、実績を測定・報告しながら維持・改善していく一連の活動である。合意は両者の対話によって決めるものであり、第三者が一方的に監視するものではない。また品質を上げれば相応の費用が伴うのが通常で、追加コストをかけないことが前提になるわけでもない。
出典:平成27年度 春期 ITパスポート試験 問38(IPA)SLAの合意内容を達成するために、サービス状況のモニタリングやレビューなどを通じてサービスレベルの維持や向上を図る活動を何というか。
正解:SLM
要点:SLMはSLAの水準を監視・レビューし維持向上させる活動
SLM(サービスレベルマネジメント)は、SLAで合意した水準を守るために、サービスの状況を継続的に監視・測定し、報告とレビューを通じて改善を重ねる一連の活動である。PDCAを回してサービス品質を維持・向上させる点が本質。CSRは企業の社会的責任、ERPは基幹業務の統合管理、SWOTは経営環境の分析手法で、いずれもサービス水準の管理とは別の領域を指す。
出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験 問41(IPA)サービスの提供者と利用者間で結ばれた、サービス内容に関する合意書はどれか。
正解:SLA
要点:SLAはサービス水準の合意書、SLMはその維持・改善活動
SLAはService Level Agreementの略で、提供者と利用者の間でサービスの内容や品質水準を明文化した合意書である。稼働率や障害対応時間などを数値で定め、達成できなかった場合の対応も取り決める。これを継続的に維持・改善する活動がSLMである。
出典:平成29年度 秋期 ITパスポート試験 問36(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。