OCRとは?おーしーあーる
略語の意味
OCR=Optical Character Recognition
紙に書かれた文字を光で読み取り、コンピュータで扱える文字のデータに変える技術(その装置を指すこともある)
- Optical
- 光の
- Character
- 文字
- Recognition
- 見分けること(認識)
OCR(Optical Character Reader:光学式文字読取装置)は、紙に印刷・手書きされた文字を光で読み取って形を判別し、コンピュータで扱える文字のデータ(文字コード)に変える装置や技術。スキャナで取り込んだだけでは「文字の写った画像」にすぎないが、OCRにかけると文字として検索や編集ができるようになる。最近はAIで読み取りの精度を上げたAI-OCRも使われる。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
紙の書類をスキャンして保存しても、できあがるのは写真と同じ画像で、「あの取引先の請求書」を文字で探すことも、金額を表計算ソフトに移すこともできない。結局は人が見て打ち直すことになり、手間も打ち間違いも残った。画像の中の文字を、文字そのものとして扱えるようにする必要から生まれた。
具体例
経理担当者が取引先ごとに書式の違う紙の請求書をスキャンし、AI-OCRで金額や会社名を読み取って会計システムに取り込めば、手で打ち直す手間と打ち間違いが減る。マネーフォワードなどのクラウド会計で、スマホで撮った領収書の金額が文字として入るのも同じ用途である。
試験での引っ掛け
名前の似たOMR(光学式マーク読取装置)との取り違えが定番。文字(Character)を読むのがOCR、マークシートの塗りつぶし(Mark)の有無を読むのがOMR。紙を画像として取り込むだけの装置はイメージスキャナで、そこから文字を取り出す処理がOCRにあたる。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成27年度 秋期 ITパスポート試験 問47(IPA)
手書き文字を読み取り,文字コードに変換したいときに用いる装置はどれか。
正解:OCR
要点:OCRは文字を読んでコード化、OMRはマークを読む
OCRは光学式文字読取装置で、紙面の文字を光学的に読み取り、文字コードのデータへ変換する。OMRはマークシートの塗りつぶし位置を読み取る装置、BD-RやCD-Rは記録メディアであり、文字を認識する機能はない。
出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験 問14(IPA)解説で登場
紙に書かれた過去の文書や設計図を電子ファイル化して、全社で共有したい。このときに使用する機器として、適切なものはどれか。
正解:スキャナ
要点:紙の文書・図面の電子化に使う入力装置はスキャナ
紙の文書や図面を画像として読み取り、電子ファイルに変換する入力装置がスキャナである。読み取った画像はOCR処理を経れば文字データとしても扱える。GPS受信機は位置情報の取得、ディジタイザは図形の座標入力、プロッタは大判の作図出力を行う装置で、いずれも紙の資料をそのまま電子化する用途には合わない。
出典:令和6年度 秋期 ITパスポート試験 問28(IPA)解説で登場
次の事例のうち、AIを導入することによって業務の作業効率が向上したものだけを全て挙げたものはどれか。 a 食品専門商社のA社が、取引先ごとに様式が異なる手書きの…
正解:a, c
要点:AI活用の目印は認識・判断を伴う処理か否か
AIの活用といえるのは、パターンが一定でない入力から判断や認識を行う処理です。取引先ごとに書式の異なる手書き請求書を読み取ってデータ化する処理は文字認識(AI-OCR)に当たり、音声で問合せ内容を聞き取って応答するチャットボットも音声認識・自然言語処理(人の話し言葉や文章をコンピュータが扱う技術)を用います。一方、決まったPC操作の自動化はRPA、電子タグによる確認はRFIDの活用であり、AIによる効率化とはいえません。
出典:令和6年度 秋期 ITパスポート試験 問59(IPA)
OCRの役割として、適切なものはどれか。
正解:印刷文字や手書き文字を認識し、テキストデータに変換する。
要点:OCRは印刷・手書き文字をテキストデータに変換する
OCR(光学式文字読取装置)は、紙面の印刷文字や手書き文字を光学的に読み取り、パターン認識(形の特徴から何の文字かを見分ける処理)によって編集可能なテキストデータへ変換する装置・機能です。帳票やアンケートの入力作業を省力化する用途で広く使われます。
出典:令和7年度 秋期 ITパスポート試験 問81(IPA)
イメージスキャナーで読み取った紙の書類の画像から、印刷文字や手書きの文字を読み取り、テキストデータに変換する技術を何と呼ぶか。
正解:OCR
要点:OCRは画像中の文字を認識しテキストに変換する技術
OCR(光学式文字読取)は、読み取った画像の中から文字の形を認識し、編集や検索ができるテキストデータへ変換する技術です。紙の帳票やアンケートの入力作業を自動化する用途で広く使われています。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。