重要業績評価指標(KPI)とは?
重要業績評価指標(KPI)とは、目標の達成に向けた活動が順調に進んでいるかを、途中経過の段階で数値として測るために設定する指標。最終ゴールを表すKGI(重要目標達成指標)を分解し、その達成を左右する要因(CSF=重要成功要因)を「何をどこまで」の形で数値化したものがKPIになる。数えられる・期限がある・担当が動かせる、の3つを満たす形で置くのが原則で、月次などの短い周期で測って早めに手を打つために使う。バランススコアカードでは財務・顧客・業務プロセス・学習と成長の4つの視点それぞれにKPIを置き、売上のような結果の数字だけに偏らないようにする。
ITパスポートの過去問では7回出題されています(2010年度〜2024年度)。
じゅうようぎょうせきひょうかしひょう
重要業績評価指標(KPI)はどういう意味?
目標の達成に向けた活動が順調に進んでいるかを、途中経過の段階で数値として測るために設定する指標。最終ゴールを表すKGI(重要目標達成指標)を分解し、その達成を左右する要因(CSF=重要成功要因)を「何をどこまで」の形で数値化したものがKPIになる。数えられる・期限がある・担当が動かせる、の3つを満たす形で置くのが原則で、月次などの短い周期で測って早めに手を打つために使う。バランススコアカードでは財務・顧客・業務プロセス・学習と成長の4つの視点それぞれにKPIを置き、売上のような結果の数字だけに偏らないようにする。
重要業績評価指標(KPI)の具体例は?
ファーストリテイリング(ユニクロ)が「年間売上高を前年比10%増にする」を最終目標(KGI)に置いたとする。売上は客数×客単価に分解できるので、成功の鍵を「来店客数を増やすこと」と定め、その進み具合を測る指標として「既存店の月間来客数」「アプリ会員数」「1人あたり購入点数」を毎月測る。これらがKPIで、数字が伸びていなければ年度末を待たずに販促や品ぞろえを変えられる。
重要業績評価指標(KPI)は試験でどう引っ掛けられる?
最も多い引っ掛けはKGIとの取り違えで、KGIは最終的な到達点(例:売上高10%増)、KPIはそこへ向かう途中の経過を測る中間指標という向きの違いを問う。CSFと混同させる選択肢も定番で、CSFは「客数を増やす」という成功のカギ=要因であって指標ではなく、それを数値化したものがKPI。「顧客満足の向上に努める」のように測れない表現はKPIにならない点も狙われる。
重要業績評価指標(KPI)と関連する用語は?
重要業績評価指標(KPI)が出た過去問は?
出典:平成22年度 秋期 ITパスポート試験 問29(IPA)
経営戦略の目標や目的を達成する上で、重要な要因を表すものはどれか。
正解:CSF
要点:CSFは目標達成に不可欠な重要成功要因
CSF(Critical Success Factor、重要成功要因)は、経営戦略の目標を達成するために特に重要となる要因のことである。CSFを絞り込み、それを測る指標としてKPIを設定することで、限られた資源を効果のある活動に集中できる。
出典:平成27年度 春期 ITパスポート試験 問5(IPA)
KPIの説明として、適切なものはどれか。
正解:企業目標の達成に向けて行われる活動の実行状況を計るために設定する重要な指標
要点:KPIは目標達成の進捗を測る数値指標
KPI(重要業績評価指標)は、目標達成に向けた活動が計画どおり進んでいるかを数値で測るために設定する指標である。ゴールそのものを表すKGIや、達成のカギとなる要因を指すCSFとは役割が異なり、KPIは日々の進捗を可視化して軌道修正に使う点が特徴。指標なのか要因なのか行為なのかで区別すると選びやすい。
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 問34(IPA)
企業の業務運営におけるPDCAサイクルのうち,業務の実行状況をKPIに基づいて測定,評価するものはどれか。
正解:C
要点:PDCAのCはKPIで実行状況を測定・評価する段階
PDCAサイクルは計画、実行、評価・点検、改善の順に回す管理手法である。KPI(重要業績評価指標)は目標の達成度を測るための定量指標なので、それに基づいて実行状況を測定し評価する段階は点検に当たる。評価結果を受けて是正や見直しを行うのが次の改善の段階である。
出典:令和元年度 秋期 ITパスポート試験 問11(IPA)
情報システム戦略において定義した目標の達成状況を測定するために、重要な業績評価の指標を示す用語はどれか。
正解:KPI
要点:KPIは目標達成度を測る重要業績評価指標
KPI(重要業績評価指標)は、目標の達成度合いを数値で測るために設定する中間指標である。最終目標であるKGIに対し、その達成に至る過程を定量的に監視する役割を持ち、進捗の遅れを早期に把握して手を打つために使われる。
出典:平成31年度 春期 ITパスポート試験 問7(IPA)
企業のビジョンや戦略を実現するために、“財務”、“顧客”、“業務プロセス”、“学習と成長”の四つの視点から、具体的に目標を設定して成果を評価する手法はどれか。
正解:バランススコアカード
要点:BSCは財務・顧客・業務プロセス・学習の4視点
バランススコアカードは、財務指標だけでは長期的な競争力を測れないという反省から生まれた業績評価の枠組みで、財務・顧客・業務プロセス・学習と成長の4つの視点を用いる。各視点に戦略目標と評価指標(KPI)、目標値、実行施策を設定し、ビジョンや戦略を現場の行動に落とし込む。設問が挙げる4視点はこの手法固有のものである。
最終更新:2026-08-29/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。