逆オークションとは?ぎゃくおーくしょん
逆オークションとは、買い手が欲しい商品やサービスの内容(仕様や数量、場合によっては希望価格)を先に示し、複数の売り手がより安い価格を出し合って競い、買い手が取引相手を選ぶ取引の方式。売り手が出品して買い手が値を競り上げる通常のオークションと、売り手・買い手の立場と価格の動く向きが逆になる。
最終更新:2026-10-10
ITパスポートを最短で暗記・合格する →背景
紙やファックスで見積りを取っていたころは、取引先に1社ずつ頼んで返事を待つため日数がかかり、声をかけられる相手も担当者が知っている会社に限られた。インターネット上で同じ条件を多くの売り手に一度に示し、価格を出し合ってもらえば、早く・広く・安く調達できる。企業や役所の調達(必要な物を買い入れること)をネットワーク上で行う電子調達とともに広まった。
具体例
米国のプライスライン(Priceline.com)が1990年代末に始めた「Name Your Own Price(自分で値段を決める)」は、旅行者がホテルや航空券に「この条件・この値段なら買う」と示し、それに応じる売り手を探す仕組みで、逆オークションの例としてよく紹介される。企業の調達で使う場合は、決められた時間の中で売り手がその時点の最安値を見ながら何度でも値を下げて入れ直し、最後に最も安い売り手が選ばれる。価格を一度だけ書いて出す通常の入札とは、売り手どうしが値を下げ合う点が違う。
試験での引っ掛け
価格が「下がっていく」向きと、条件を示すのが「買い手」である点が定番。試験では、第三者が代金をいったん預かって取引の安全性を高めるエスクロー、サイト経由の成約に応じて紹介者に報酬を払うアフィリエイト、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)と並べて出た。価格だけで選ぶと品質や納期が犠牲になりやすく、取引上の強い立場を背景に不当に安く買いたたけば中小受託取引適正化法(取適法。発注先の中小企業を守る法律で、2026年1月に下請法から名前が変わった)の問題にもなる。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。