管理図(3σ・管理限界)とは?
管理図(3σ・管理限界)とは、測定値を時系列に打点し、中心線と上下の管理限界線(一般に平均±3σ)を引いて、工程が安定しているかを見る図。限界内でのばらつきは偶然原因、限界外や連続した偏りは異常原因とみなし、原因追究の対象を切り分ける。
ITパスポートの過去問では3回出題されています(2009年度〜2021年度)。
かんりず
管理図(3σ・管理限界)の意味
測定値を時系列に打点し、中心線と上下の管理限界線(一般に平均±3σ)を引いて、工程が安定しているかを見る図。限界内でのばらつきは偶然原因、限界外や連続した偏りは異常原因とみなし、原因追究の対象を切り分ける。
管理図(3σ・管理限界)の具体例
レビュー1時間あたりの指摘件数を管理図にし、管理限界内の変動は放置する一方、7点連続で中心線より下に並んだ時点で「レビューが形骸化していないか」を確認する。限界外の1点だけを追いかけるより早く傾向を捉えられる。
管理図(3σ・管理限界)は試験でどう引っ掛けられる?
管理限界と規格限界(顧客要求値)の混同が定番。管理限界は工程の実力から計算した値で、顧客が決めた許容値ではない。また、管理限界内なら品質が十分という意味でもなく、「安定している」ことしか示さない。
管理図(3σ・管理限界)と関連する用語
管理図(3σ・管理限界)が出た過去問
時間を横軸にし、タスクを縦軸に取って所要期間に比例した長さで表した工程管理図はどれか。
正解:ガントチャート
要点:ガントチャートは作業期間を横棒で示す工程管理図
ガントチャートは、縦軸に作業(タスク)、横軸に時間を取り、各作業の開始から終了までを所要期間に比例した長さの横棒で示す工程管理図である。予定と実績を並べて示せるため進捗の把握に向く。作業の順序関係や最長経路を扱うのはアローダイアグラム、データ構造を表すのはE-R図である。
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問50(IPA)品質管理において、測定値の存在する範囲を幾つかの区間に分け、各区間に入るデータの度数を棒グラフで表したものはどれか。
正解:ヒストグラム
要点:ヒストグラムは測定値を区間に分けて度数を柱で示す分布の図
ヒストグラムは、測定値の範囲をいくつかの区間(階級)に区切り、各区間に入るデータの個数を柱の高さで表したグラフである。分布の中心や広がり、偏りの有無を視覚的につかめる。管理図は時系列で工程の安定性を見る図、特性要因図は原因を魚の骨状に整理する図、パレート図は項目を件数の多い順に並べて累積比率を示す図である。
出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験 問32(IPA)同一難易度の複数のプログラムから成るソフトウェアのテスト工程での品質管理において、各プログラムの単位ステップ数当たりのバグ数をグラフ化し、上限・下限の限界線を超…
正解:管理図
要点:管理図は管理限界線を外れた値から異常を見つける図
管理図は、測定値を時系列などで打点し、中心線と上下の管理限界線を引いて、限界を外れた点やかたよりから異常を見つける図である。プログラムごとのステップ数当たりのバグ数を打点し、限界線を超えたものを異常と判定する用途に合致する。
出典:令和3年度 秋期 ITパスポート試験 問40(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。