コンピュータ不正アクセス対策基準とは?こんぴゅーたふせいあくせすたいさくきじゅん
コンピュータ不正アクセス対策基準とは、コンピュータへの不正アクセス(権限のない人による侵入や利用)の被害を防ぐために、経済産業省(策定時は通商産業省)が示した対策の指針。システムを使う人、管理する人など立場ごとに、パスワードの管理、記録(ログ)の確認、被害を見つけたときの対応といった、取るべき行動をまとめている。法律ではなく、守ることが望ましい基準という位置づけ。
最終更新:2026-10-10
ITパスポートを最短で暗記・合格する →背景
不正アクセスの被害は1社の中で終わらず、侵入されたコンピュータが別の組織への攻撃の踏み台にされることもある。各社が手探りで対策をばらばらに考えるより、国が共通の「やるべきことの一覧」を示したほうが早い。ウイルス被害を対象にしたコンピュータウイルス対策基準と並んで、情報システムを守るための規範として使われてきた。
具体例
IPA(情報処理推進機構)は、この基準にもとづいて、企業や個人から不正アクセスの被害の届出を受け付け、まとめて傾向を公表している。企業の総務や情報システムの担当者が社内規程を作るときは、基準の立場ごとの記述を、一般の社員向けの心得と管理者向けの手順に分けて取り入れる。
試験での引っ掛け
法律の「不正アクセス禁止法(不正アクセス行為の禁止等に関する法律)」とは別物。不正アクセス行為を禁じて罰則を定めるのが法律、組織が取るべき対策を示すのがこの基準で、基準には罰則がない。また、情報システムの管理の在り方を示すシステム管理基準や、監査を行う人の行動規範であるシステム監査基準とは対象が違い、「不正アクセスという特定の脅威に絞った基準」がこれにあたる。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。