アクセシビリティとは?あくせしびりてぃ
アクセシビリティとは、年齢や障害の有無、使っている機器や通信環境の違いにかかわらず、誰もが情報やサービスを同じように使える度合いのこと。Webサイトについていうときは特にWebアクセシビリティと呼ぶ。指針としてJIS X 8341シリーズが定められており、2024年に改正障害者差別解消法で民間事業者にも合理的配慮の提供が義務付けられたことから、企業のサイト作りでも実務上の課題になっている。
最終更新:2026-10-10
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情報を紙から画面へ移したとき、目で見てマウスで押すという一通りの使い方しか想定しないと、目の見えない人、色の見分けが付きにくい人、手が動かしにくい人、高齢者が、それまで紙の窓口でできていたことをできなくなる。行政の手続きや銀行の取引がWebだけになれば、使えないことがそのまま生活上の不利益になる。設計の段階で使い方の幅を広げておく方が、後から個別に対応するより確実で安く済む、という考え方から広まった。
具体例
官公庁や銀行のサイトでは、画像に代わりの文字(代替テキスト)を入れて読み上げソフトが読めるようにし、入力の誤りを赤い色だけで示さず「※必須項目です」と文字でも書き、マウスが使えなくてもキーボードのTabキーだけで申込フォームを最後まで進められるようにしている。文字の大きさを変えるボタンを置くのも同じ考え方である。
試験での引っ掛け
ユーザビリティ(使いやすさ)との取り違えが定番。アクセシビリティは対象を限定せず「そもそも使えるかどうか」を見る言葉で、ユーザビリティは特定の利用者が特定の目的をどれだけ効率よく達成できるかという話である。ユニバーサルデザインははじめから誰もが使えるように設計する考え方、バリアフリーは既にある障壁を取り除く考え方。ITを使える人と使えない人の間に生じる格差を指すデジタルデバイドとも別の語である。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問62(IPA)
Webアクセシビリティの説明として,適切なものはどれか。
正解:年齢や身体的条件にかかわらず,誰もがWebを利用して,情報を受発信できる度合いである。
要点:Webアクセシビリティは誰もが情報を利用できる度合い
Webアクセシビリティは、高齢者や障害のある人を含め、誰もがWebで提供される情報を利用したり発信したりできる度合いを指す。読み上げソフトへの対応や、色だけに頼らない表現、キーボードだけで操作できることなどが具体的な配慮にあたる。マーケティング手法や画面デザインの管理、動的ページ生成の仕組みとは別の概念である。
出典:令和2年度 10月試験 ITパスポート試験 問18(IPA)解説で登場
UX (User Experience) の説明として、最も適切なものはどれか。
正解:製品、システム、サービスなどの利用場面を想定したり、実際に利用したりすることによって得られる人の感じ方や反応
要点:UXは利用を通じて得られる体験・感じ方の全体
UXは、製品やサービスを使う場面で利用者が実際に得る体験全体、すなわち感じ方や反応を指す概念である。操作画面の使いやすさ(ユーザビリティ)だけでなく、利用前の期待や利用後の印象まで含む幅広い考え方である点が特徴である。他の選択肢はアクセシビリティ、CRM、ユーザビリティの説明にあたる。
出典:令和4年度 秋期 ITパスポート試験 問33(IPA)
IT機器やソフトウェア,情報などについて,利用者の身体の特性や能力の違いなどにかかわらず,様々な人が同様に操作,入手,利用できる状態又は度合いを表す用語として,…
正解:アクセシビリティ
要点:アクセシビリティは誰もが同様に利用できる度合い
アクセシビリティは、年齢や障害の有無、身体能力の違いにかかわらず、誰もが同じように情報や機能を利用できる度合いを指す言葉です。高齢者や障害のある人が支障なく使えるかという観点で評価されます。
出典:令和7年度 秋期 ITパスポート試験 問18(IPA)
ITにおけるアクセシビリティに関する記述として、最も適切なものはどれか。
正解:高齢者や障害者などを含め、様々な能力や特性をもつ幅広い層の人が等しく利用できるように配慮したソフトウェア製品の設計
要点:アクセシビリティは誰もが等しく利用できることを指す
アクセシビリティとは、高齢者や障害のある人を含め、心身の状態や利用環境が異なる幅広い人が同じように製品やサービスを利用できる度合いを指す。ソフトウェアでは文字サイズの変更、色に頼らない表現、キーボード操作や読み上げへの対応などが具体策となる。使いやすさ全般を指すユーザビリティより、利用できること自体に重点がある。
出典・参考
公式シラバスの9 技術要素 > 50. 情報デザイン > (2) ユニバーサルデザインに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。