認証局(CA)とは?にんしょうきょく
認証局(CA)とは、公開鍵が確かにその名義人のものであることを第三者の立場で保証し、ディジタル証明書を発行する機関。CA(Certification Authority)と略す。申請者の実在や権限を審査したうえで、公開鍵と名義を組にした証明書へ自らの署名を付ける。ブラウザにあらかじめ組み込まれたルート証明書が、この信頼をたどる出発点になる。
最終更新:2026-10-09
この語が出る過去問を解く →背景
公開鍵暗号は鍵を公開してよいところが利点だが、受け取った公開鍵が本当に相手のものかは鍵自体からは分からない。途中で別人の鍵にすり替えられれば、暗号化しているつもりで攻撃者に読まれる。この弱点を埋めるために、身元を確かめてから鍵に署名する信頼できる第三者を置き、その署名の連なりで真正性をたどる仕組みが作られた。これがPKI(公開鍵基盤)の中核であり、認証局はその要となる。
具体例
HTTPSのサイトでアドレスバーの鍵マークを開くと、DigiCertやLet's Encryptといった認証局の名前が証明書の発行者として表示される。Let's Encryptは、申請者がそのドメインを実際に管理していることを自動で確認したうえでサーバ証明書を無料で発行しており、この確認と署名こそが認証局の仕事にあたる。
試験での引っ掛け
認証局が発行するのは証明書であって、利用者の秘密鍵を預かって管理する機関ではない。申請の受付と本人確認を担う登録局(RA)と、証明書を発行する認証局(CA)は役割が分かれている点も出題される。有効期限内でも鍵が漏れた証明書は失効させる必要があり、その確認にCRL(証明書失効リスト)やOCSPを使う。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問39(IPA)
PKIにおける認証局が,信頼できる第三者機関として果たす役割はどれか。
正解:利用者やサーバの公開鍵を証明するディジタル証明書を発行する。
要点:認証局は公開鍵の持ち主を保証する証明書を発行する
認証局(CA)は、申請者の本人性を確認したうえで、その公開鍵が確かに本人のものであることを保証するディジタル証明書を発行し、自らの署名を付ける。利用者は信頼するCAの署名を検証することで、相手の公開鍵を安心して使える。秘密鍵は本人だけが持つもので、CAに渡すことはない。
出典:平成28年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問39(IPA)
公開鍵暗号を利用した電子商取引において,認証局(CA)の役割はどれか。
正解:取引当事者の公開鍵に対するディジタル証明書を発行する。
要点:認証局は公開鍵の正当性を証明書として保証する
認証局(CA)は、公開鍵の持ち主が本人であることを確認したうえで、その公開鍵に自らのディジタル署名を付けたディジタル証明書を発行する。利用者はCAの署名を検証することで、受け取った公開鍵が本物であると確認できる。秘密鍵そのものはCAに預けるものではない点を押さえたい。
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 1. 情報セキュリティ > (8) 情報セキュリティに関する技術に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。