ログファイル(ジャーナル)とは?ろぐふぁいるじゃーなる
ログファイル(ジャーナル)とは、データベースの更新のたびに、書き換える前の値(更新前情報)と書き換えた後の値(更新後情報)を、起きた順に書き出していく記録ファイル。回復のとき、更新前情報で処理を取り消すのがロールバック、更新後情報で処理をやり直すのがロールフォワードにあたる。
最終更新:2026-10-09
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ディスクへの書き込みを1件ごとに行うと遅いため、データベースは更新をいったんメモリにため、まとめて反映する。この作りでは、停電や異常終了のときにどこまで確定したのか分からない中途半端な状態が残ってしまう。またバックアップだけでは取得した時点までしか戻せず、そこから障害の直前までの差分を埋める材料が別に要る。ジャーナルはその差分そのもので、チェックポイント(メモリにためた更新をディスクへ書き出して確定させた時点)と組にして回復の起点を決める。
具体例
PostgreSQLのWAL(先行書き込みログ)は、データ本体を書き換える前にログの側を確定させる方式である。深夜のバックアップを復元したあと、そこから障害の直前までのWALを順に適用して現在に追いつかせる運用が標準になっている。
試験での引っ掛け
更新前情報はロールバック、更新後情報はロールフォワードという対応を逆にした選択肢が定番。取り消しに使うのは古い値、やり直しに使うのは新しい値と押さえる。ログをデータ本体と同じディスクに置くのも誤りで、その装置が壊れると両方失われ、ロールフォワードの材料が残らない。
関連用語
出た過去問
出典:平成29年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問30(IPA)
トランザクション処理プログラムが、データベース更新の途中で異常終了した場合、ロールバック処理によってデータベースを復元する。このとき使用する情報はどれか。
正解:ログファイルの更新前情報
要点:ロールバックは更新前情報、ロールフォワードは更新後情報を使う
ロールバックは異常終了したトランザクションの変更を取り消し、開始前の状態へ戻す処理である。そのためには更新される前の値が必要なので、ログファイルに記録された更新前情報(before image)を使って元の値を書き戻す。逆に、コミット済みの内容を再現するロールフォワードでは更新後情報を使う。
出典:平成30年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問29(IPA)
データベースの更新前や更新後の値を書き出して、データベースの更新記録として保存するファイルはどれか。
正解:ログファイル
要点:ログファイルは更新前後の値を記録し障害回復に使う
ログファイル(ジャーナルファイル)は、データベースの更新前の値と更新後の値を時系列に記録したファイルである。障害時にはこの記録を使い、更新前の値でロールバック、更新後の値でロールフォワードを行って復旧する。
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 4. トランザクション処理 > (2) 障害回復に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。