ログインとは?ろぐいん
ログインとは、利用者IDとパスワードなどを提示して本人であることを確かめてもらい、システムの利用を開始する手続き。IDで誰であるかを名乗り、パスワードや生体情報で本人であることを示す2段構えになっている。認証が通った後にどこまで触れるかは、認可(アクセス制御)が別に決める。
最終更新:2026-10-09
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複数の人が1つのシステムを共有すると、誰の操作かを区別できなければ、権限も責任も追跡もすべて成り立たなくなる。そこで利用の入口で本人性を確かめ、以降の操作をその利用者に結び付ける仕組みが必要になった。ただしパスワードだけでは、漏れた時点で誰でも本人になりすませる弱点が残るため、所持や生体を組み合わせる多要素認証へ広がっている。
具体例
GoogleアカウントやMicrosoftアカウントでは、パスワードに加えてスマートフォンへ届く確認コードや指紋を求める多要素認証が既定になりつつある。社内システムでは、一度のログインで複数の業務システムを使えるシングルサインオンの導入が進んでいる。
試験での引っ掛け
認証(本人か確かめる)と認可(何をしてよいか決める)は別の仕組みで、ログインできること自体は権限があることを意味しない。またパスワードを2回聞くのは多要素認証ではなく、知識・所持・生体という異なる要素を組み合わせて初めて多要素になる。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問80(IPA)解説で登場
コンピュータウイルスを用いて,企業で使用されているコンピュータの記憶内容を消去する行為を処罰の対象とする法律はどれか。
正解:刑法
要点:ウイルスによるデータ消去や業務妨害は刑法で処罰される
ウイルスを使ってコンピュータのデータを消去し、業務を妨げる行為は、刑法の電子計算機損壊等業務妨害罪などで処罰の対象となる。またウイルスの作成や提供自体も刑法の不正指令電磁的記録に関する罪で規制されている。不正アクセス禁止法は他人のIDを使うなどして無断でログインする行為を対象とする点で異なる。
出典:平成31年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問37(IPA)
パスワードリスト攻撃の手口に該当するものはどれか。
正解:複数サイトで同一の利用者IDとパスワードを使っている利用者がいる状況に着目して、不正に取得した他サイトの利用者IDとパスワードの一覧表を用いて、ログインを試行する。
要点:パスワードリスト攻撃は他サイト流出の組合せを使い回す
パスワードリスト攻撃は、別のサイトから漏えいしたIDとパスワードの組をそのまま使い、他のサイトへログインを試みる手口である。同じ組合せを複数のサイトで使い回している利用者がいることを狙う点が特徴で、正しい組合せを試すため試行回数が少なく検知されにくい。使い回しをやめることが最も有効な対策になる。
出典:令和4年度 公開問題 基本情報技術者試験 科目B 問17(IPA)
製造業のA社では、ECサイト(以下、A社のECサイトをAサイトという)を使用し、個人向けの製品販売を行っている。Aサイトは、A社の製品やサービスが検索可能で、ロ…
正解:項番1: B社, 項番2: C社, 項番3: B社
要点:PaaSではOS・ミドルは事業者、アプリは利用者側の責任
責任の分界点は、誰がその層を管理しているかで決まります。PaaSではOSやミドルウェアの管理は事業者側の範囲なので、アプリケーションサーバのOSとDBMSの既知の脆弱性への対処はPaaS提供者であるB社が担います。一方、クロスサイトスクリプティングはWebアプリケーションプログラムの脆弱性であり、委託契約で対策を担うと定めたC社が対処します。
出典:令和4年度 公開問題 基本情報技術者試験 科目B 問20(IPA)
A社は栄養補助食品を扱う従業員500名の企業である。A社のサーバ及びファイアウォール(以下、FWという)を含む情報システムの運用は情報システム部が担当している。…
正解:運用担当者を、FWルールの編集を行う者、操作ログを確認し、操作承認をする者に分け、それぞれに必要最小限の権限を付与する。
要点:職務分離は編集者と承認者を分け最小権限を付与する
指摘は職務分離ができていない点、すなわち編集した本人が自分の操作を承認できてしまうことです。改善策は、ルールを編集する担当者と、操作ログを確認して承認する担当者を分け、それぞれに必要最小限の権限だけを付与することです。こうすれば誤った変更が第三者の目で検出され、単独では確定できなくなります。認証強化やログイン経路の制限は、職務分離の問題を解決しません。
出典:令和6年度 公開問題 基本情報技術者試験 科目B 問6(IPA)
A社は従業員450名の商社であり、昨年から働き方改革の一環として、在宅でのテレワークを推進している。A社のシステム環境を図1に示す。 〔図1: A社のシステム環…
正解:A社利用クラウドサービスにA社外から接続する際の認証に2要素認証を導入する。
要点:接続元制限が外れる分は認証強化(2要素)で補う
これまでA社利用クラウドサービスへのログインは社内ネットワーク経由に限定されており、接続元の制限が事実上の防御になっていた。直接接続を許すとこの制限が外れ、利用者IDとパスワードだけが頼りになるため、漏えいや推測による不正アクセスのリスクが高まる。そこで社外から接続する際の認証を2要素認証にして、パスワードだけでは侵入できないようにすることがリスク低減策となる。
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 1. 情報セキュリティ > (8) 情報セキュリティに関する技術に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。