ハードウェアトークンとは?はーどうぇあとーくん
ハードウェアトークンとは、ログインの本人確認に使う、キーホルダー型やUSB型の専用の小さな機器。数十秒ごとに変わる使い捨てのパスワード(ワンタイムパスワード)を画面に表示したり、USBに差してボタンを押すと認証情報を送ったりする。本人がその機器を「持っている」ことを根拠にする「所有」の認証要素で、パスワード(知識)と組み合わせれば多要素認証になる。スマートフォンのアプリで同じ働きをするものはソフトウェアトークンと呼ぶ。
最終更新:2026-10-09
基本情報を最短で暗記・合格する →背景
パスワードだけの認証は、盗み見・使い回し・フィッシングで簡単に破られる。そこで「知っている」に加えて「持っている」ものを確かめれば、パスワードが漏れても機器が手元にない攻撃者はログインできない。専用機器はネットにつながらず、スマートフォンのようにウイルス感染でコードを盗まれる心配が少ないため、銀行や企業の遠隔接続で先に普及した。基本情報では認証の3要素と多要素認証の理解を確かめる文脈で出る。
具体例
三菱UFJ銀行や三井住友銀行のインターネットバンキングでは、振込のときに専用機器に表示された6桁のワンタイムパスワードを入力させる方式が使われてきた(現在はアプリ型への移行が進んでいる)。GoogleやGitHubのアカウントでは、YubiKeyというUSB型のキーを差して触れるだけでログインできるFIDO(Fast IDentity Online:パスワードに頼らない認証の標準規格)方式に対応している。FIDOはログイン先のサイトのアドレスも確かめて認証するため、偽サイトには反応しないのが強み。
試験での引っ掛け
「専用機器かどうか」が問われる。スマートフォンのGoogle Authenticatorなどはソフトウェアトークンで、ハードウェアトークンとは別。またトークンは「所有」の要素なので、暗証番号(知識)を2つ重ねても多要素にはならないが、トークン+パスワードなら多要素になる。ハードウェア型の利点はマルウェア感染の影響を受けにくいこと、欠点は紛失や電池切れへの対応が要ることで、利点・欠点を逆にした選択肢に注意。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。