PINとは?ぴん
PIN(Personal Identification Number:個人識別番号)は、IC カードやスマートフォンなどの特定の機器と組み合わせて本人確認に使う暗証番号。認証の 3 要素(記憶・所有・生体)のうち「記憶(知識)」に当たる。IC カードの PIN は、多くの場合カードの中の IC チップが照合し、決められた回数続けて間違えるとカードがロックされて使えなくなる。照合が手元の機器の中で完結するので、桁数が少なくてもネットワーク越しに総当たりされにくい。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
IC カードは持っているだけで使えると、落としたり盗まれたりしたときに他人に使われてしまう。そこでカードの「所持」に、本人だけが知る短い番号の「記憶」を組み合わせ、両方そろったときだけ本人と認めるようにした。番号を何度も試されないよう、間違いの回数に上限を設けてカード自体を止める仕組みとセットで使われる。
具体例
マイナンバーカードでは、コンビニで住民票の写しを取るときなどに使う利用者証明用電子証明書の PIN が 4 桁の数字で、3 回続けて間違えるとロックされる。e-Tax などで使う署名用電子証明書のパスワードは 6〜16 文字の英数字で、5 回続けて間違えるとロックされる。ロックされたら市区町村の窓口で解除の手続きをする。
試験での引っ掛け
IC カードは「所有」、PIN は「記憶」なので、両方を使う認証は二要素認証になる。カードに PIN を書いたメモを貼ったり、同じ財布に入れたりすると、1 回の紛失で両方の要素が他人の手に渡り、二要素にした意味がなくなる(基本情報技術者試験で IC カードと PIN の適切な運用を問う出題がある)。また、PIN はネットワークの疎通を確かめるコマンドの ping とは別の語である。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問40(IPA)
ICカードとPINを用いた利用者認証における適切な運用はどれか。
正解:PINは,ICカードの配送には同封せず,別経路で利用者に知らせる。
要点:ICカードとPINは別経路で渡す。所持と知識を同時に渡さない
ICカードは所持による認証、PINは知識による認証であり、両方そろって初めて二要素認証として意味を持つ。したがってカードとPINが同時に第三者の手に渡らないよう、配送経路を分けて通知する運用が適切である。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。