パスワードレス認証とは?ぱすわーどれすにんしょう
パスワードレス認証は、利用者がパスワードを覚えて入力する代わりに、スマートフォンや PC などの手元の機器と、指紋・顔などの生体認証または機器の PIN(暗証番号)を組み合わせてログインする方式。代表は業界団体 FIDO Alliance が定めた FIDO2 で、パスキーもこの仕組みに基づく。公開鍵暗号を使い、秘密鍵は利用者の機器の中から出さず、サーバには公開鍵だけを登録する。生体情報や PIN は機器の中で秘密鍵を使ってよいかを確かめるためだけに使われ、サーバには送られない。
最終更新:2026-10-10
基本情報を最短で暗記・合格する →背景
パスワードは、覚えやすいものを複数のサイトで使い回されやすく、どこか 1 つのサイトから漏れた ID とパスワードで他のサイトにログインされる(パスワードリスト攻撃)。偽のログイン画面に入力させて盗むフィッシングも防ぎにくい。サーバ側が「本人だけが知る秘密」を預かる限りこの問題は消えないため、秘密を預けずに本人確認する方法として生まれた。
具体例
Google アカウントや NTT ドコモの d アカウントはパスキーでのログインに対応しており、スマートフォンの指紋や顔で画面ロックを解除する操作だけでログインできる。2022 年 5 月には Apple・Google・Microsoft がそろって対応の拡大を発表した。パスキーは登録したサイトのドメインと結び付いているため、見た目をそっくりにした偽サイトでは使えず、フィッシングに強い。
試験での引っ掛け
「指紋などの生体情報をサーバに送って照合する」は誤りで、照合は手元の機器の中で行い、サーバに届くのは秘密鍵による署名だけ。また、パスワードを使わないことは認証が弱いことを意味しない。認証の 3 要素のうち、手元の機器が所有、指紋・顔が生体、PIN が記憶に当たり、所有と、生体または記憶の 2 要素を組み合わせるので多要素認証になる。ワンタイムパスワードは「毎回変わるパスワード」であり、秘密の値をサーバと共有する点で FIDO とは仕組みが違う。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。