LANとは?らん
LANとは、建物の中やキャンパスの中など、限られた範囲の機器どうしを結ぶネットワーク。正式名称は Local Area Network(構内ネットワーク)。自分たちで機器を設置して管理する点が、通信事業者の回線を使って離れた拠点どうしを結ぶ WAN(Wide Area Network:広域ネットワーク)との違いである。ケーブルでつなぐ有線 LAN と、電波でつなぐ無線 LAN がある。
最終更新:2026-10-10
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同じ建物の中なら自分たちで配線して管理できるので、機器どうしでファイルやプリンタを共有する需要から LAN が生まれた。つなぐ機器が増えると信号を流すだけでは混み合い、宛先ごとに振り分ける装置が足された。離れた拠点間は自前で線を引けず事業者の回線に頼るため、WAN が別に分かれた。
具体例
大学の研究室で、各自のノート PC・共有のファイルサーバ・プリンタをスイッチ(LAN の中で通信を宛先の機器へ振り分ける装置)につなぐと、1 つの LAN になる。学内 Wi-Fi も無線 LAN で、研究室の LAN とは学内のネットワークを経由してつながる。
試験での引っ掛け
LAN どうしをつなぐ装置の動作する層が問われる。リピータは物理層(信号を増幅して延長するだけ)、ブリッジやスイッチはデータリンク層(MAC アドレスで振り分ける)、ルータはネットワーク層(IP アドレスで経路を選ぶ)で働く。範囲の広さだけでなく、管理する主体(自分たちか通信事業者か)で LAN と WAN を区別する点も押さえる。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問31(IPA)
二つのLANセグメントを接続する装置Aの機能をTCP/IPの階層モデルで表すと図のようになる。この装置Aはどれか。
正解:ルータ
要点:ルータはインターネット層、ブリッジやスイッチはリンク層で中継
図の装置はインターネット層まで処理していることが読み取れる。インターネット層すなわちIPアドレスを見て転送先を決める中継装置はルータである。リンク層までしか持たない装置ではネットワークをまたぐ経路選択ができない。
出典:平成28年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問14(IPA)
図のように,1台のサーバ,3台のクライアント及び2台のプリンタがLANで接続されている。このシステムはクライアントからの指示に基づいて,サーバにあるデータをプリ…
正解:a(1-(1-b)³)(1-(1-c)²)
要点:並列冗長の稼働率は1−(1−稼働率)^台数、直列は積
直列に必要な要素は稼働率を掛け合わせ、並列の冗長構成は「全部が同時に停止する確率」を1から引いて求める。クライアント3台はどれか1台動けばよいので稼働率は1−(1−b)の3乗、プリンタ2台も同様に1−(1−c)の2乗になる。サーバは1台で必須、LANの稼働率は1なので、全体はaにこの2つを掛けた式になる。
出典:平成28年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問32(IPA)
複数のLANを接続するために用いる装置で,OSI基本参照モデルのデータリンク層のプロトコル情報に基づいてデータを中継する装置はどれか。
正解:ブリッジ
要点:ブリッジは第2層のMACアドレスで中継を判断する
OSI基本参照モデルの第2層(データリンク層)のアドレス、すなわちMACアドレスを見て中継するかどうかを判断する装置がブリッジである。同じセグメント内で完結する通信を他方へ流さないため、無駄なトラフィックを抑えられる。現在のスイッチングハブは、この機能を多ポート化したものと考えるとよい。
出典:平成29年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問32(IPA)
ネットワーク機器の一つであるスイッチングハブ(レイヤ2スイッチ)の特徴として、適切なものはどれか。
正解:受信したパケットを、宛先MACアドレスが存在するLANポートだけに転送する。
要点:L2スイッチはMACアドレスを学習し宛先ポートにだけ転送する
レイヤ2スイッチは受信フレームの送信元MACアドレスとポートの対応をMACアドレステーブルに学習し、宛先MACアドレスが登録済みならそのポートにだけフレームを送り出す。これにより無関係なポートへ余計なトラフィックが流れず、衝突も減って効率が上がる。全ポートへ中継するのは旧来のリピータハブの動作である。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。