転送命令とは?てんそうめいれい
転送命令とは、レジスタ(CPUの中の一時置き場)と主記憶の間、またはレジスタどうしでデータを写す、機械語(CPUが直接実行できる命令の形)の命令。計算はせず値の置き場所だけを変える。主記憶からレジスタへ読み込むロード、レジスタから主記憶へ書き出すストアがあり、算術演算命令・論理演算命令・比較命令・分岐命令と並ぶ命令の種類の一つである。
最終更新:2026-10-09
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多くの CPU では、演算命令が計算に使えるのはレジスタ(CPU の中の一時置き場)に載っている値だけである(ロード・ストア方式と呼ぶ作り)。主記憶の中身を足し合わせるには、先にロード命令でレジスタへ運ぶ必要がある。容量を稼ぐ主記憶と、速いが数の少ないレジスタの間で値を行き来させる運び役が要り、それを受け持つのが転送命令である。値を「運ぶ」命令と「計算する」命令を分けて考えると、命令の種類を見分けやすくなる。
具体例
擬似言語で書く a ← b のような代入は、機械語に直すと、b の値を主記憶からレジスタへ読み込むロードと、レジスタから a の場所へ書き出すストアの並びになる。どちらも値を写すだけなので、終わった後も b の内容は残る。
試験での引っ掛け
写すだけで元の場所の内容は消えないので、移動ではなく複写である点が問われる。また命令の種類を選ばせる問題では、代入を演算のしくみと取り違えやすい。値の置き場所を変える転送命令と、値そのものを作り出す演算命令は別の分類になる。
関連用語
出典・参考
公式シラバスの2 コンピュータシステム > 1. プロセッサ > (6) プロセッサの動作原理に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。