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物理設計とは?ぶつりせっけい

物理設計とは、データベース設計の最後の段階で、論理設計で決めた表を、実際に使う DBMS(データベース管理システム)製品の上でどう格納し、どう速く取り出すかを決める工程。インデックスを張る列、データ型と格納領域の大きさ、データ量の見積り、表の分割、性能のための正規化の崩し(非正規化)などを決める。使う製品やハードウェアの性能に依存するのが、概念設計・論理設計との違いである。

最終更新:2026-10-10

試験情報

基本情報技術者試験の頻出用語/テクノロジ系

別名:データベースの物理設計

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背景

論理設計で正しい表を作っても、そのままでは数百万件の中から 1 件を探すたびに全件を読むことになり、画面が何秒も返ってこない。データがどれだけ増えるか、どの検索がよく使われるかによって、最適な格納の仕方は変わる。業務として正しい形(論理)と、機械の上で速く動く形(物理)を分けて考えるために、最後に製品に合わせて作り込む段階を設けた。

具体例

PostgreSQL や MySQL で作った通販の「商品」表に対して、利用者が商品名で検索する操作が多いなら、物理設計で商品名の列にインデックス(索引)を張る。本の巻末の索引のように、全件を順に読まずに目的の行へたどり着けるようになる。一方、注文が 1 日に何万件も追加される「注文明細」表に索引をいくつも張ると、追加のたびに索引も書き換えるため登録が遅くなる。どの列に張るかを、検索と更新の頻度を見比べて決めるのが物理設計の仕事である。

試験での引っ掛け

インデックスは検索を速くするが、データの追加・更新・削除は遅くし、格納領域も余分に使う。「インデックスを増やせば全体が速くなる」は誤り。物理設計は使う DBMS 製品に依存し、概念設計(業務の整理)・論理設計(表と正規化)は製品に依存しないという区別も問われる。データベースの構造の定義(スキーマ)を、外部スキーマ(利用者から見える形)・概念スキーマ(データ全体の論理的な構造)・内部スキーマ(記憶装置上の格納のしかた)の 3 つに分ける 3 層スキーマでは、物理設計の結果は内部スキーマにあたる。なおシラバスでは、画面や帳票の入出力の細部を決めることも「物理設計」と呼ぶ箇所があり、文脈で区別する。

関連用語

解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。

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試験での特徴
  • 分野:テクノロジ系
  • インデックスは検索を速くするが、データの追加・更新・削除は遅くし、格納領域も余分に使う。