母集団とは?ぼしゅうだん
母集団とは、調査や分析で、知りたい性質を持つ対象全体の集まり。全員・全部を調べる全数調査ができないときは、母集団から一部(標本)を取り出して調べ、その結果から母集団全体の平均や割合を推し量る。何を母集団とするかを最初に決めないと、調べた結果が誰についての話なのかが定まらない。
最終更新:2026-10-10
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日本の全世帯や、ある工場で作ったすべての部品を一つ残らず調べるのは、時間も費用もかかりすぎる。部品の強度試験のように、調べると壊れてしまうものは全部調べることもできない。そこで、本当に知りたい全体を母集団と名付けて、調べた一部とはっきり区別し、一部から全体を推し量る考え方の土台にした。
具体例
総務省統計局の国勢調査は、日本に住むすべての人と世帯を母集団として5年ごとに全員を調べる全数調査である。一方、テレビの視聴率を調べるビデオリサーチは、地区のすべての世帯を母集団としつつ、その中から選んだ一部の世帯だけに測定器を置いて視聴率を推し量っている。大学で「学生の通学時間」を調べるなら、在籍する全学生が母集団になる。
試験での引っ掛け
母集団と標本の取り違えに注意する。アンケートに答えた人は標本で、母集団は結論を当てはめたい対象全体である。また、標本の選び方が偏っていると、いくら人数を増やしても母集団の姿からずれる(たとえばネット通販の利用者だけに聞いて国民全体の買い物の傾向を語る)。ビッグデータのように対象を丸ごと集められる場合は、母集団そのものを扱えるので標本を抜き出す必要が薄い、という観点も出る。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。