技術戦略とは?ぎじゅつせんりゃく
技術戦略とは、経営戦略を実現するために、どの技術に投資し、どれを自社で開発し、どれを外から取り入れるかを決める中長期の方針。自社の強みになる技術(コア技術)を見極め、研究開発の対象と順番、特許の取り方までを経営の目標と結び付けて決める。企業の中でこの立案と執行を受け持つ役職が CTO(Chief Technology Officer。最高技術責任者)である。
最終更新:2026-10-10
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技術開発には何年もかかり、資金と人手も限られる。現場がそれぞれ興味のある技術を追うと、投資が分散して事業の役に立たないまま終わる。市場の変化と自社の事業計画を踏まえて、どの技術に集中するかを経営の判断として決める必要があり、技術を経営の資源として扱う考え方(MOT。技術経営)とともに定着した。
具体例
ソニーグループは、デジタルカメラ向けに培った画像センサ(光を電気信号に変える半導体)の技術を中核に置き、自社の製品に使うだけでなく、スマートフォンメーカーなどへの外販を大きな事業に育てた。どの技術を中核に据え、自社製品と外販のどちらで稼ぐかを決めることが、技術戦略の中身にあたる。
試験での引っ掛け
過去問では、最高責任者の役割を選ぶ問題で「自社の技術戦略や研究開発計画の立案及び執行を統括する」のが CTO と問われる。情報管理や情報システムの戦略を統括する CIO(最高情報責任者)、経営全般を統括する CEO(最高経営責任者)、財務面の CFO(最高財務責任者)と取り違えさせる。技術戦略は情報システムの戦略ではなく、製品や事業を支える技術そのものの方針である点に注意する。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。