外部設計(概要設計)とは?がいぶせっけい
外部設計(概要設計)とは、要件定義で決めた「何を作るか」を、利用者から見える形の仕様へ落とし込む設計工程。画面レイアウト、帳票、他システムとの入出力インタフェース、コード体系など、外から観察できる振る舞いを決める。利用部門が中身を読んで確認し、承認できる粒度で書くことが求められる。
最終更新:2026-10-09
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作るものの合意を文章の要件だけで取ると、動くものが出てきた段階で「思っていたのと違う」となり、手戻りが後工程ほど高くつく。そこで内部の作りに入る前に、利用者が判断できる見た目と入出力の形だけを先に固め、承認を取る工程を置いている。V字モデルで外部設計がシステムテストと向かい合うのも、この工程で決めた外から見える振る舞いが、そのまま検証すべき観点になるためである。
具体例
会計ソフトの freee で新しい請求書の様式を追加する場面にあてはめると、この工程で決めるのは、入力する項目、一覧画面での並び方、PDFに出力したときの体裁、取引先へ渡すCSVの列構成までである。どのテーブルに保存し、どの処理で消費税を計算するかは、ここでは決めない。
試験での引っ掛け
粗いか細かいかの違いではなく、視点の違いで分かれる。外から見える範囲を決めるのが外部設計、実現方法を決めるのが内部設計であり、画面項目や帳票は外部、モジュール分割や物理データベース設計は内部にあたる。V字モデルの対応も、外部設計はシステムテスト、要件定義は運用テストと向かい合う。1段ずらして覚えていると誤答する。
関連用語
出た過去問
出典:平成29年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問46(IPA)
システムの外部設計を完了させるとき,顧客から承認を受けるものはどれか。
正解:画面レイアウト
要点:外部設計の承認対象は画面・帳票など利用者から見える仕様
外部設計は、利用者から見えるシステムの姿を決める工程です。画面や帳票のレイアウト、入出力項目、業務の流れなどが成果物になり、これらは利用者が直接触れるため顧客の承認を得る必要があります。内部構造にあたる物理データベース仕様やプログラムの流れ図は、内部設計以降で決める事項です。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。