パケットフィルタリングとは?ぱけっとふぃるたりんぐ
パケットフィルタリングとは、通信を小分けにした単位であるパケットについて、送信元と宛先のIPアドレスやポート番号を見て、決めておいた規則に照らし通すか捨てるかを判断する仕組み。ファイアウォールの最も基本的な動き方で、規則は順に照合し、どれにも当てはまらないものは既定で遮断する。ルータやL3スイッチでは判定条件を上から並べたACL(アクセス制御リスト)として設定し、最初に一致した行で通過か遮断かが決まり、どの行にも一致しないパケットは末尾の暗黙の拒否で落とす製品が多い。
最終更新:2026-10-09
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社内と外部をそのままつなぐと、外から社内のどの機器のどの入口へも届いてしまう。機器を1台ずつ守るのは現実的でないため、出入口を1か所に絞り、そこで通す通信の種類だけを決める方式がとられた。判断の材料をヘッダの情報に限ることで、大量の通信を高速にさばける。
具体例
学内から外へは、Webで使う443番と学内メールの通信だけを許可し、それ以外は遮断する規則を置く。新しくクラウドの出席管理を使いたいときは、必要な宛先とポート番号を情報システムの担当へ申請し、規則に足してもらう。
試験での引っ掛け
見ているのはどこからどこへ、どの入口へ、という情報だけで、通信の中身は検査していない。許可した443番に乗せて攻撃が届くことは普通に起こり、中身を見るにはWAFなど別の層が要る。既定で遮断か既定で許可かという向きも問われる。
関連用語
出た過去問
出典:平成29年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問42(IPA)
社内ネットワークとインターネットの接続点にパケットフィルタリング型ファイアウォールを設置して,社内ネットワーク上のPCからインターネット上のWebサーバの80番…
正解:PC→Webサーバ(送信元ポート1024以上/宛先ポート80),Webサーバ→PC(送信元ポート80/宛先ポート1024以上)
要点:Web通信は往路が高位ポート→80、復路が80→高位ポート
クライアントがWebサーバへ接続するとき、宛先ポートはサービス側の80番、送信元ポートはOSが割り当てる1024以上の一時的な番号になります。復路のパケットはこれが入れ替わり、送信元が80番、宛先が同じ1024以上の番号になります。したがって往路は「1024以上→80」、復路は「80→1024以上」を許可する組合せが正しくなります。
出典:平成30年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問44(IPA)
社内ネットワークとインターネットの接続点に、ステートフルインスペクション機能をもたない、静的なパケットフィルタリング型のファイアウォールを設置している。このネッ…
正解:ウ(表参照)
要点:SMTPはサーバ側25、クライアント側は1024以上の動的ポート
SMTPのサーバ側のポート番号は25である。PCからサーバへの通信は、送信元がクライアントの一時的なポート(1024以上)、宛先が25となり、その応答パケットは送信元25、宛先が1024以上となる。静的フィルタリングでは往復の両方を許可する必要がある。
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 5. セキュリティ実装技術 > (3) ネットワークセキュリティに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。