スケールアップとは?すけーるあっぷ
スケールアップとは、サーバの台数は変えずに、CPU・メモリなどを高性能なものに増強したり、より高性能な機器に置き換えたりして、1台あたりの処理能力を高めること。サーバの台数を増やして処理を分け合うスケールアウトと対になる。処理を複数台に分けにくい場合や、データの整合性を1か所で保ちたいデータベースの更新処理などに向く。ただし1台の性能には上限があり、増強のために機器を止める必要が出ることもある。
最終更新:2026-10-10
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利用者やデータが増えると、システムの処理能力が足りなくなる。能力を足す方法は「1台を強くする」か「台数を増やす」かの2通りで、処理を分割できるかどうかで向き不向きが変わるため、2つの方法に名前を付けて区別するようになった。
具体例
AmazonのクラウドサービスAWSでは、仮想サーバ(EC2)のインスタンスタイプを、CPUやメモリの多い大きな種類に変更できる。大学の履修登録の初日に処理が追いつかないとき、同じサーバのまま大きな種類に切り替えるのがスケールアップ、同じ大きさのサーバを何台も並べて負荷分散装置で振り分けるのがスケールアウトになる。
試験での引っ掛け
スケールアップは「性能を上げる」、スケールアウトは「台数を増やす」で、向きを取り違えさせる選択肢が出る(fe-2018h-am-15)。処理の並列化が難しいシステムや、複数のデータベース間で整合性を保つ負担が大きいシステムは、台数を増やしても効きにくいのでスケールアップ向き。参照が中心で分散しやすい処理はスケールアウト向き(fe-2017h-am-12)。
関連用語
出た過去問
出典:平成30年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問15(IPA)解説で登場
システムのスケールアウトに関する記述として、適切なものはどれか。
正解:既存のシステムにサーバを追加導入することによって、システム全体の処理能力を向上させる。
要点:スケールアウトは台数を増やす拡張、スケールアップは性能を上げる拡張
スケールアウトは、サーバの台数を増やして負荷を分散させることでシステム全体の処理能力を高める方法である。1台あたりの性能ではなく台数で能力を稼ぐ点が特徴で、比較的安価な機器を並べて拡張できる。これに対し1台をより高性能な機器に置き換える方法はスケールアップと呼ばれ、区別して覚える必要がある。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。