スクラムマスターとは?すくらむますたー
スクラムマスターとは、スクラムの決まりごとをチームが正しく実践できるよう手助けし、開発の妨げになっている問題を関係部署と交渉して取り除く役目。作業を割り振る上司ではなく、話し合いの場づくりと外部との橋渡しに徹する立場で、プロダクトオーナー・開発者と並ぶスクラムチーム3つの役割の一つとして出題される。
最終更新:2026-10-09
この語が出る過去問を解く →背景
工程を順番に進める開発では、計画表と実績のずれを管理者が把握して指示を出せば足りた。しかし要求が途中で変わる前提のアジャイル開発では、何をどう作るかを一番よく知っているのは手を動かしている本人たちで、外から指示を出すほど判断が遅れる。そこで「計画を守らせる人」を置く代わりに、チームが自分たちで決められる状態を保ち続ける人を置いた。FEでは3つの役割の責任範囲がそのまま選択肢になるため、誰が何を決めるのかを線引きできるかが問われる。
具体例
スクラムの定義はKen SchwaberとJeff Sutherlandが公開する「スクラムガイド」が原典で、スクラムマスターの責務もここに書かれている。現場ではJiraやBacklogのボードを使い、朝会で挙がった「検証用の端末が借りられない」といった停滞の原因を拾って、貸出を管理する部署と話をつける。
試験での引っ掛け
担当作業の割り振りと、作るものの優先順位付けは、いずれもスクラムマスターの仕事ではない。前者は開発者が自分たちで決め、後者はプロダクトオーナーが決める。この3者を1つずらした選択肢が定番なので、「進め方を支える人/作るものを決める人/作る人」で覚え分ける。
関連用語
出た過去問
出典:令和7年度 公開問題 基本情報技術者試験 科目A 問13(IPA)解説で登場
アジャイル開発手法の一つであるスクラムにおいて,プロダクトバックログアイテムの内容や並び順を決定する役割をもつのは誰か。
正解:プロダクトオーナ
要点:バックログの優先順位を決めるのはプロダクトオーナ
プロダクトオーナは、プロダクトの価値を最大化する責任を負い、プロダクトバックログの項目の内容と優先順位(並び順)を決定する役割である。何を先に作るかの意思決定を一手に担う点が特徴になる。開発者は作り方を決め、スクラムマスタはプロセスの支援を行う。
出典・参考
公式シラバスの4 開発技術 > 1. 開発プロセス・手法 > (1) ソフトウェア開発手法に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。