カニバリゼーションとは?かにばりぜーしょん
カニバリゼーションとは、自社の新しい製品や販売経路が、自社の既存の製品や販売経路の売上を奪ってしまう「共食い」のこと。市場全体が広がらずに客が社内で移動するだけなら、売上は変わらず開発費だけ増える。ただし、他社に客を奪われるくらいなら自社の新製品で置き換えるほうがよいという「計画的な共食い」が正解になる場面もあり、避けるべきか受け入れるべきかの判断が問われる。
最終更新:2026-10-09
基本情報を最短で暗記・合格する →背景
製品の種類を増やすほど売れると考えがちだが、似た製品を並べると客は分散し、1製品あたりの売上が落ちて在庫や開発費だけ増える。一方で新技術の登場を放置すれば他社が先に自社の客を奪う。この「自分で食うか他社に食われるか」の緊張関係を扱うために、製品ライフサイクルや製品ポートフォリオの議論で使われる。基本情報では製品戦略の用語として、コモディティ化などと並んで出題される。
具体例
Appleは音楽プレーヤーiPodが主力だった時期にiPhoneを発売し、iPodの売上を自社で食う形になった。しかし携帯電話で音楽を聴く流れは止められないため、自社で置き換えたことで客を他社に渡さずに済んだ。評価は製品1つの売上でなく会社全体の客数と利益で行う。
試験での引っ掛け
「常に避けるべき現象」と決めつける選択肢は誤り。新規に取り込める需要が食い合いの分を上回れば実施が合理的になる。また製品どうしだけでなく、自社の通販サイトと実店舗のような販売経路どうしでも起きる。似た語のコモディティ化は「他社製品と差がなくなり価格競争になること」で、社内の食い合いとは別の話。
関連用語
出典・参考
公式シラバスの8 経営戦略 > 2. マーケティング > (2) マーケティング戦略に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。