インタプリタとは?いんたぷりた
インタプリタとは、原始プログラム(ソースプログラム)を、機械語へまとめて翻訳せずに、1文ずつ解釈しながらその場で実行していく方式、またはそれを行うソフトウェア。翻訳結果(実行ファイル)を残さないので、書いてすぐ試せる反面、実行のたびに解釈の手間がかかり、実行速度はコンパイラ方式に劣る。スクリプト言語(Perl・JavaScript など)の多くがこの方式で動く。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
コンパイラ方式では、1行直すたびに全体を翻訳し直してから動かす必要があり、試しては直す作業に時間がかかった。速さよりも「書いたらすぐ動かして確かめたい」場面のために、翻訳と実行を1文ずつ交互に行う方式が使われるようになった。
具体例
Pythonの対話モード(画面に >>> が出る状態)で「1 + 2」と打つと、その1文だけがすぐ解釈されて 3 が表示される。実行ファイルを作る手順は無い。過去問でも、Perl はインタプリタ型のスクリプト言語で、実行前に機械語の実行ファイルを用意しなくてよい、という点が問われた(fe-2017a-am-8)。
試験での引っ掛け
「原始プログラムを一括して目的プログラムに翻訳する」はコンパイラの説明で、インタプリタではない(fe-2022s-kamokuA-16)。「インタプリタは実行ファイルを作る」「コンパイラ方式より実行が速い」はどちらも逆。アセンブラ言語を機械語に訳すアセンブラとも別物。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成29年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問8(IPA)解説で登場
Perlの実行に関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:プログラムをコンパイルしたファイルを事前に用意する必要はない。
要点:Perlはインタプリタ型で、事前コンパイルなしに実行できる
Perlはインタプリタ型のスクリプト言語で、処理系がソースを読み込んで逐次解釈実行するため、実行に先立って機械語へコンパイルした実行ファイルを用意する必要がない。Windows版を含む多くのOS向けの処理系が提供され、Webサーバがなくてもコマンドラインで実行できる。デバッガも処理系に組み込まれた形で提供される。
出典:平成31年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問19(IPA)
インタプリタの説明として、適切なものはどれか。
正解:原始プログラムを、解釈しながら実行するプログラムである。
要点:インタプリタは原始プログラムを逐次解釈して実行する
インタプリタは原始プログラムを1文ずつ解釈しながらその場で実行する方式の言語処理プログラムである。事前に機械語へ翻訳しないため実行速度は遅くなりやすいが、書いてすぐ動かせて誤りの発見が早いという利点がある。これに対しコンパイラは全体を先に翻訳してから実行する。
出典:令和4年度 公開問題 基本情報技術者試験 科目A 問16(IPA)
インタプリタの説明として、適切なものはどれか。
正解:原始プログラムを、解釈しながら実行するプログラムである。
要点:インタプリタは翻訳結果を残さず逐次解釈して実行する
インタプリタは、原始プログラムを1文ずつ解釈しながらその場で実行する方式の言語処理プログラムである。あらかじめ機械語へ翻訳して実行可能ファイルを作るコンパイラとは異なり、翻訳結果を残さないため実行速度は劣るが、修正して即座に試せる利点がある。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。