エンベデッドシステムスペシャリスト暗記無料で始める

ページフォールトとは?ぺーじふぉーると

ページフォールトとは、仮想記憶で参照したページが主記憶に無いときに起きる例外。OSが補助記憶から該当ページを読み込み、必要なら別のページを追い出したうえで、失敗した命令から実行を再開する。主記憶がナノ秒、ページインがミリ秒と6桁違うため、発生率が低くても実効アクセス時間を跳ね上げる。

最終更新:2026-10-06

試験情報

エンベデッドシステムスペシャリスト試験の過去問では1回出題され、ほかに2問の解説で触れられています(2017年度〜2022年度)。

エンベデッドシステムスペシャリスト試験の頻出用語/午前II

別名:ページ不在、ページイン

この語が出る過去問を解く →

背景

主記憶より大きなアドレス空間をプログラムに見せるために、使っていないページを補助記憶へ退避する仕掛けが仮想記憶である。ページフォールトはその破綻ではなく、退避したページを呼び戻すための正規の入口にあたる。問題は、この入口を通る時間が主記憶アクセスと桁違いで、しかもいつ通るかを事前に確定できないことにある。締切を保証したい組込み系でページングを避け、必要な領域をあらかじめ固定するのはこのためである。

具体例

組込みLinuxの実時間用途では、mlockall()で対象領域を主記憶に固定し、スタックとヒープを起動時に先に触っておくことでページフォールトを実行中に発生させない構成を採る。PREEMPT_RTを当てた構成でも、この固定を怠れば応答時間の最悪値は保証できない。

試験での引っ掛け

計算問題では、オーバヘッドだけで割って「1秒あたり何回」と出す誤りが定番で、主記憶アクセスに要する時間を足す必要がある。ナノ秒とミリ秒の換算(1ミリ秒=100万ナノ秒)を1桁ずらす誤りも同時に仕込まれる。TLBミスと混同しないこと——TLBミスはアドレス変換表の参照漏れで、ページ自体は主記憶にあることが多い。

関連用語

出た過去問

問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。

解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。

この語が出る過去問を解く →

試験での特徴
  • 試験では1回出題(2017年度〜2022年度)
  • 分野:午前II
  • 計算問題では、オーバヘッドだけで割って「1秒あたり何回」と出す誤りが定番で、主記憶アクセスに要する時間を足す必要がある。