HDD(ハードディスクドライブ)とは?エイチディーディー
HDD(ハードディスクドライブ)とは、磁性体を塗ったプラッタを高速回転させ、磁気ヘッドで読み書きする補助記憶装置。機械的な駆動部を持つため耐衝撃性と応答時間ではフラッシュに劣るが、容量単価は依然として安い。組込みでは、振動・温度・連続稼働時間の条件を満たすかどうかで採否が決まる。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
半導体で大容量を作れなかった時代に、回転する磁性体という物理媒体が容量単価の答えになった。フラッシュが普及した現在も、テラバイト級を安く積む用途ではこの経済性が崩れていない。一方で組込み機器は、車載の振動、屋外の温度、電源の突然断といったオフィス機器にない条件下に置かれる。HDDを選ぶかどうかは速度比較ではなく、稼働条件と書込み量、そして交換可能かという保守設計の判断になる。
具体例
監視カメラ用途では、シーゲイトのSkyHawkやウエスタンデジタルのWD Purpleのように、24時間連続書込みと複数台同時稼働時の振動を前提に設計されたモデルが用意されている。同じ容量でも回転振動センサの有無や年間書込み量の定格が異なり、レコーダ側の設計はこの定格に合わせる。
試験での引っ掛け
「SSDが速くHDDが安い」という対比だけで答えると足りない。故障の出方が違い、HDDは駆動部の摩耗、フラッシュは書換え回数の消耗が寿命を決める。振動や連続書込みの条件下ではSSDが常に有利とは限らず、書込み耐久の定格まで見ないと選定を誤る。
関連用語
出た過去問
出典:平成31年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問4(IPA)
回転数が4,200回/分で、平均位置決め時間が5ミリ秒の磁気ディスク装置がある。この磁気ディスク装置の平均待ち時間は約何ミリ秒か。ここで、平均待ち時間は、平均位…
正解:12
要点:平均回転待ち時間は半回転分の時間として求める
平均回転待ち時間はディスクが半回転するのに要する時間で求める。毎分4,200回転なら1回転は60秒÷4,200=約14.3ミリ秒なので、その半分の約7.1ミリ秒が平均回転待ち時間となる。平均位置決め時間5ミリ秒を加えると約12.1ミリ秒であり、最も近い値は12である。
出典:令和4年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問4(IPA)
回転数が4,200回/分で、平均位置決め時間が5ミリ秒の磁気ディスク装置がある。この磁気ディスク装置の平均待ち時間は約何ミリ秒か。ここで、平均待ち時間は、平均位…
正解:12
要点:平均回転待ち時間は半回転の時間、ここでは約7.1ミリ秒
平均回転待ち時間はディスクが半回転する時間に等しい。4,200回/分では1回転が60秒÷4,200=約14.3ミリ秒なので、その半分の約7.1ミリ秒が平均回転待ち時間となる。ここに平均位置決め時間5ミリ秒を加えると約12.1ミリ秒であり、選択肢では12が最も近い。
出典・参考
高度試験 午前I(ITパスポート 相当)のシラバスの8 コンピュータシステム > 41. メモリ > (2) 記録媒体の種類と特徴に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。