DVFSとは?でぃーぶいえふえす
DVFSとは、処理負荷に応じて動作周波数と電源電圧を一緒に上下させ、必要なときだけ高性能・高電力にする手法。動的消費電力はおよそ CV²f に比例するため、周波数を落として同時に電圧も落とせれば削減効果は二乗で効く。下げられる電圧の下限は、その周波数で臨界パスが間に合う限界で決まる。
最終更新:2026-10-06
エンベデッドSPを最短で暗記・合格する →背景
性能を上げるほど電力が増えるという関係は避けられないが、機器がいつも全力で動いているわけではない。負荷が軽い時間帯に周波数と電圧を落とし、必要な瞬間だけ引き上げれば、ピーク性能と平均電力を両立できる。電池駆動機器の稼働時間と、筐体の放熱上限という二つの制約から生まれた手法である。
具体例
Armのbig.LITTLEのように性能コアと効率コアを併せ持つ構成では、DVFSと組み合わせて動画デコード中は高クロック、待受け中は最低クロック・最低電圧へ落とす。電圧を1.2Vから0.9Vへ下げられれば、動的電力は (0.9/1.2)²=0.56倍になる。
試験での引っ掛け
周波数だけ落としても同じ仕事に掛かる時間が伸びるので、消費エネルギーはさほど減らない——効くのは電圧を一緒に下げられたときだけ。またクロックが変われば実行時間も変わるため、固定周波数でWCETを見積もった設計へDVFSを後付けすると締切を破る。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。