エナジーハーベスティングとは?
エナジーハーベスティングとは、光、振動、熱、電波など身の回りの微小なエネルギーを電力に変換して機器を動かす技術。電池交換や配線が不要になるため、保守が困難な場所に設置するセンサノードに向く。
エンベデッドシステムスペシャリスト試験の過去問では2回出題されています(2017年度〜2020年度)。
えなじーはーべすてぃんぐ
エナジーハーベスティングの意味
光、振動、熱、電波など身の回りの微小なエネルギーを電力に変換して機器を動かす技術。電池交換や配線が不要になるため、保守が困難な場所に設置するセンサノードに向く。
エナジーハーベスティングの具体例
熱電変換素子はゼーベック効果を利用し、素子の両面に生じた温度差から起電力を得る。圧電素子は振動から、太陽電池は光から発電する。
エナジーハーベスティングは試験でどう引っ掛けられる?
得られる電力が極めて小さいため、蓄電と間欠動作(必要なときだけ起きて送信する)を前提とした設計が必須。
エナジーハーベスティングと関連する用語
エナジーハーベスティングが出た過去問
エネルギーハーベスティング(環境発電)に用いられる熱電変換素子の説明として、適切なものはどれか。
正解:ゼーベック効果によって、温度差から電気エネルギーを発生する。
要点:熱電変換素子はゼーベック効果で温度差から発電する
熱電変換素子は、2種類の異なる導体の接合部に温度差があると起電力が生じるゼーベック効果を利用する。機器の排熱や体温と外気の温度差といった、捨てられていた熱エネルギーから微小な電力を取り出せるので、環境発電の手段として使われる。同じ環境発電でも、光・振動・電波を使う方式はそれぞれ別の物理現象に基づく。
出典:平成29年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 am2 問16(IPA)スイッチを押す力を電気エネルギーに変えるなどの方法で得られる、微弱な電力を用いた無線通信技術はどれか。
正解:EnOcean
要点:EnOceanは環境発電で動く電池レスの近距離無線規格
EnOceanは、スイッチを押す力や温度差、光といった周囲の微小なエネルギーを電力に変換するエネルギーハーベスティングを利用した近距離無線通信規格である。極めて短時間・低電力で電文を送る設計になっており、電池も配線も不要なセンサやスイッチを実現できる。ビル設備の照明・空調制御などで使われている。
出典:令和2年度 10月 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 am2 問10(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。