楕円曲線暗号とは?だえんきょくせんあんごう
楕円曲線暗号とは、楕円曲線上の点の演算を使い、離散対数問題の解きにくさを安全性の根拠にする公開鍵暗号。256ビットでRSA 3,072ビット相当の強度が得られるため、鍵交換や署名にかかる計算量を大きく減らせる。DBでは接続のTLSに効き、PostgreSQLの既定曲線は prime256v1 が使われる。
最終更新:2026-10-06
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公開鍵暗号は鍵を長くすることで安全性を保ってきたが、RSAは強度を上げるほど鍵が急激に伸び、演算も重くなる。同じ強度をはるかに短い鍵で得るための数学的な土台として楕円曲線が採用された。DBの文脈では接続のたびに鍵交換が走るため、この計算量の差がそのまま接続コストの差として表に出る。
具体例
PostgreSQLでSSLを有効にすると、接続を張るたびに鍵交換が走る。1回あたり数ミリ秒でも、リクエストごとに接続を張り捨てる作りで秒間1,000接続なら秒あたり数秒ぶんのCPUを食う。コネクションプールで接続を使い回せば、この費用は接続の寿命ぶんに償却される。
試験での引っ掛け
公開鍵暗号であって共通鍵暗号ではなく、根拠も素因数分解ではなく離散対数問題。鍵長が短いのは強度が低いからではない。DB実装では役割の取り違えが多く、列の暗号化(pgcryptoやOracle TDE)で使うのはAESなどの共通鍵で、楕円曲線が働くのは鍵交換と証明書の署名。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。