スケールアウトとは?すけーるあうと
スケールアウトとは、サーバの台数を増やすことで全体の処理能力を高める拡張方式。1台あたりの性能そのものを引き上げるスケールアップと対になる。データを分割して各ノードが独立に処理できる設計であれば台数にほぼ比例した性能向上が見込め、システムを止めずに段階的に足していける点も利点になる。
最終更新:2026-10-06
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1台の性能向上には物理的な上限があり、上位機ほど同じ性能の伸びに何倍もの費用がかかる。しかも入替えには停止が伴う。安価な機器を並べる方向へ舵を切れば上限と停止の両方を回避できるが、代わりに「データをどう分けるか」という設計問題が新たに生まれた。NoSQLが結合とトランザクションの適用範囲をあえて絞っているのは、この分割を成立させるためである。
具体例
参照が増えた局面ではレプリカを3台から6台へ増やし、読取り要求を振り分ける。書込みも増えるなら、Apache CassandraやAmazon DynamoDBのようにキー空間を分割して担当ノードを足す。1台を上位機へ入れ替える場合と違い、稼働させたまま少しずつ増やせるため、需要の読み違いを後から補正できる。
試験での引っ掛け
台数を増やせば必ず速くなるわけではない。ノードをまたぐ結合や分散トランザクションを必要とする設計では、通信と合意にかかるコストが台数とともに増え、増設ぶんを打ち消してしまう。効果を決めるのは分割キーの選び方で、特定のキーへ書込みが集中すればそのノードが律速する。読取り用の複製をいくら増やしても書込み性能は上がらない点も定番。
関連用語
出た過去問
出典:令和2年度 10月試験 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ 問16(IPA)解説で登場
NoSQLのうち、データ構造はキーに対して一つの値をもつデータモデルであり、データ間は疎結合で分散して配置しやすい特徴をもつものはどれか。
正解:キーバリューストア
要点:キーバリューストアはキーと値の対のみで分散しやすい
キーバリューストアはキー1つに値1つを対応付けるだけの単純なデータモデルで、レコード間に参照関係を持たない。そのためキーの値でノードへ振り分けやすく、水平分散やスケールアウトに向いている。この説明に当てはまるのはアである。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。