伝送媒体(より対線・光ファイバ・カテゴリ)とは?でんそうばいたい
伝送媒体(より対線・光ファイバ・カテゴリ)とは、LANの配線に使う線材とその等級。より対線(UTP/STP)はカテゴリで対応速度と距離が決まり、Cat5eで1Gbps・100m、Cat6Aで10Gbps・100mが目安になる。光ファイバは、長距離を伸ばせるが高価なシングルモードと、短距離向けで安価なマルチモードに分かれる。選定は距離・速度・ノイズ環境・コストの折り合いとして問われる。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
信号は線を進むほど減衰し、周囲の電磁的な雑音を拾って形が崩れる。速度を上げるほど扱う周波数が高くなり、この影響はさらに強く出る。カテゴリの区分も、シングルモードとマルチモードの区別も、「どこまでの距離をどの速度で保証するか」を線材の構造とコストの側から引いた線引きにあたる。応用情報では、施工条件や設置環境を与えて媒体を選ばせる形で出題される。
具体例
工場のようにモータやインバータの雑音が多い環境では、電磁誘導の影響を受けない光ファイバか、遮へいのあるSTPを選ぶ。建物どうしの接続は、落雷時の電位差で機器を壊さない意味でも光が定石になる。フロア内の配線であればCat6AのUTPで足り、コストと施工のしやすさで勝る。
試験での引っ掛け
カテゴリを上げれば距離も伸びる、という関係にはない。より対線は原則100mが上限で、それを超えるならスイッチを挟むか光へ替える。もう一つの落とし穴は性能が系全体で決まる点で、ケーブルだけCat6Aにしてもコネクタやパッチパネル、成端の施工品質が低ければそこで頭打ちになる。伝送特性は最も弱い箇所に合わせて決まる。
関連用語
出た過去問
出典:平成30年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問61(IPA)
IT投資ポートフォリオにおいて,情報化投資の対象を,戦略,情報,トランザクション,インフラの四つのカテゴリに分類した場合,トランザクションカテゴリに対する投資の…
正解:ルーチン化された業務のコスト削減や処理効率向上を図る。
要点:トランザクション投資は定型業務の効率化とコスト削減が狙い。
IT投資ポートフォリオでは、投資対象を狙いごとに分類する。トランザクションカテゴリは、受発注処理や会計処理のように日常的に繰り返される定型業務を対象とし、その処理を効率化して人手やコストを削減することが直接の目的である。戦略カテゴリは競争優位の獲得、情報カテゴリは管理・分析の支援、インフラカテゴリは共通基盤の提供と、それぞれ目的が異なる。
出典:平成28年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問31(IPA)
ルータの機能に関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:伝送媒体やアクセス制御方式が異なるネットワークの接続が可能であり、送信データのIPアドレスを識別し、データの転送経路を決定する。
要点:ルータはネットワーク層でIPアドレスにより経路を決める
ルータはOSI基本参照モデルのネットワーク層で動作し、パケットの宛先IPアドレスを見て経路表に従い転送先を決めます。ネットワーク層より下の物理層・データリンク層は接続する側ごとに異なっていてよいため、伝送媒体やアクセス制御方式が違うネットワーク同士でも相互接続できます。データリンク層で中継するのはブリッジやスイッチの役割です。
出典:令和6年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問11(IPA)
出典:令和6年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問30(IPA)
CSMA/CD方式のLANに接続されたノードの送信動作として、適切なものはどれか。
正解:各ノードは伝送媒体が使用中かどうかを調べ、使用中でなければ送信を行う。衝突を検出したらランダムな時間の経過後に再度送信を行う。
要点:CSMA/CDは空きを確認して送信し衝突時はランダム待ちで再送
CSMA/CDはイーサネットで用いられた媒体アクセス制御方式である。送信前に伝送路が使用中かを確認(キャリアセンス)し、空いていれば送信する。送信中に衝突を検出したら送信を中止し、各ノードがランダムな時間だけ待ってから再送することで、再び同時に送信して衝突が続くことを避ける。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。