チェックポイントとは?ちぇっくぽいんと
チェックポイントとは、DBMSが、主記憶上の更新済みページをまとめて補助記憶へ書き出し、その事実をログに記録する処理。障害後の回復ではこの時点より前を調べる必要がなくなるため、回復に要する時間の上限を運用側で決められる。ログにはチェックポイント時点で実行中だったトランザクションの一覧も記録され、REDO(再実行)とUNDO(取消し)の対象を切り分ける起点になる。
最終更新:2026-10-06
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更新のたびに毎回ディスクへ書き出すと、細かいランダム書込みが増えて通常時の性能が出ない。かといって主記憶に溜め続けると、障害時に読み直すログが際限なく長くなり、復旧にどれだけかかるか読めなくなる。チェックポイントは、通常時の性能と復旧時間という相反する要求の折り合いをつけるための仕掛けであり、その間隔をどう決めるかがそのまま目標復旧時間(RTO)の設計になる。
具体例
チェックポイント間隔を10分にすると、回復時に読むログは最大10分ぶんで済むが、その都度の一括書出しで瞬間的なI/O負荷が生じる。逆に1時間にすれば通常時は軽くなるものの、回復に要する時間が伸びてRTOを満たせなくなる可能性がある。間隔は性能要件と可用性要件の両方から決める。
試験での引っ掛け
チェックポイント時点で完了済みのトランザクションはREDO不要、障害時に実行中だったものはUNDOが必要と、扱いが分かれる。「チェックポイント以降だけREDOすればよい」を無条件に当てはめると誤る。またチェックポイントはバックアップではなく、媒体そのものが壊れる障害からの回復にはバックアップとロールフォワードが要る点も区別する。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問58(IPA)
クラウドサービスの導入検討プロセスに対するシステム監査において,クラウドサービス上に保存されている情報の消失の予防に関するチェックポイントとして,適切なものはど…
正解:クラウドサービスを提供する事業者に信頼が置け,かつ,事業やサービスが継続して提供されるかどうかが検討されているか。
要点:クラウド上の情報消失予防は事業者の継続性の確認が要点
クラウド上の情報消失を防ぐ観点では、預けた先の事業者が信頼でき、サービスが継続して提供されるかが要点になる。事業者の撤退や倒産はデータそのものを失う直接の原因となるため、導入検討の段階で見極める必要がある。
出典:平成29年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問60(IPA)
在庫管理システムを対象とするシステム監査において、当該システムに記録された在庫データの網羅性のチェックポイントとして、適切なものはどれか。
正解:入庫及び出庫記録に対して、自動的に連番を付与していること
要点:網羅性は連番付与による欠番・重複チェックで確認する
網羅性とは、発生した取引が漏れなく記録されていることをいう。入庫・出庫の記録に自動で連番を付与しておけば、番号の欠落や重複から記録漏れ・二重記録を検出できるため、網羅性を確かめるチェックポイントとして適切である。
出典:平成30年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問59(IPA)
システム監査において,ペネトレーションテストが最も適合するチェックポイントはどれか。
正解:ネットワークへのアクセスコントロールが有効に機能しているか。
要点:ペネトレーションテストは侵入試行でアクセス制御の有効性を検証。
ペネトレーションテストは、攻撃者の視点で実際に侵入を試み、防御が突破できるかどうかを確かめるテストである。ネットワークのアクセス制御が意図どおりに機能し、許可されていない経路からの侵入を阻止できているかを検証する場面に最も適合する。物理的な入退室管理や入力の正確性の確認には向かない。
出典:令和元年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問58(IPA)
クラウドサービスの導入検討プロセスに対するシステム監査において、クラウドサービス上に保存されている情報の消失の予防に関するチェックポイントとして、最も適切なもの…
正解:クラウドサービスを提供する事業者に信頼が置け、かつ、事業やサービスが継続して提供されるかどうかが検討されているか。
要点:クラウドでの情報消失予防は、事業者の信頼性と事業継続性の確認が要
クラウド上のデータは事業者の設備に預けられるため、事業者が撤退・破綻したりサービスを終了したりすると、保存した情報を取り出せず失うおそれがあります。したがって導入検討の段階で、事業者の信頼性と事業・サービスの継続性を確認しているかが、情報消失の予防として最も重要な着眼点になります。
出典:令和7年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問60(IPA)
システム管理基準(令和5年)における,ユーザ受入テストに関する監査のチェックポイントとして,適切なものはどれか。
正解:構築された情報システムに,業務要件が適切に反映されていることを確認するために,利用者の立場からテストされていること
要点:ユーザ受入テストは業務要件の充足を利用者の立場で確認する
ユーザ受入テストは、出来上がった情報システムが業務要件を満たしているかを、開発側ではなく利用者の立場から確認するテストである。したがって監査のチェックポイントも、業務要件が適切に反映されているかを利用者の視点で検証しているか、という点になる。
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 4. トランザクション処理 > (2) 障害回復に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。