第2正規形とは?
第2正規形とは、第1正規形であり、かつすべての非キー属性が候補キーに完全関数従属している状態。すなわち部分関数従属が存在しない。
応用情報技術者試験の過去問では5回出題されています(2017年度〜2025年度)。
だいにせいきけい
第2正規形の意味
第2正規形の具体例
(受注番号, 商品コード)を主キーとする受注明細から、商品コードだけで決まる商品名を商品表へ切り出す。
第2正規形は試験でどう引っ掛けられる?
主キーが単一属性の表は無条件で第2正規形を満たす。部分従属は複合キーのときにしか起こらない。
第2正規形と関連する用語
第2正規形が出た過去問
“受注明細”表は,どのレベルまでの正規形の条件を満足しているか。ここで,実線の下線は主キーを表す。
正解:第2正規形
要点:非キー属性間の従属が残る表は第2正規形まで
主キーは受注番号と明細番号の組で、商品コードも数量もこの主キー全体に決まるため部分関数従属はなく、第2正規形は満たしている。しかし商品名は非キー属性である商品コードによって決まる推移的関数従属があるため、第3正規形は満たしていない。
出典:平成29年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問27(IPA)第1,第2,第3正規形とそれらの特徴a〜cの組合せのうち,適切なものはどれか。 a:どの非キー属性も,主キーの真部分集合に対して関数従属しない。 b:どの非キー…
正解:第1正規形=c,第2正規形=a,第3正規形=b
要点:正規化は繰返し排除→部分従属排除→推移従属排除の順。
第1正規形は繰返し属性(同一行内の反復する項目)を排除した形で、これがcに当たる。第2正規形は主キーの一部だけに依存する部分関数従属を排除した形でaに当たり、第3正規形は主キー以外を介した推移的関数従属を排除した形でbに当たる。正規化は繰返しの排除→部分従属の排除→推移従属の排除という順で進む。
出典:平成30年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問28(IPA)受注入力システムによって作成される次の表に関する記述のうち、適切なものはどれか。受注番号は受注ごとに新たに発行される番号であり、項番は1回の受注で商品コード別に…
正解:第1正規形であるが第2正規形でない。
要点:主キーの一部にだけ従属する属性があると第2正規形でない
この表の主キーは受注番号と項番の組である。受注日と得意先コードは受注番号だけで決まるため、主キーの一部にのみ従属する部分関数従属が存在する。繰返し項目は無いので第1正規形は満たすが、部分関数従属があるため第2正規形ではない。
出典:令和3年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問28(IPA)第1、第2、第3正規形とリレーションの特徴a, b, cの組合せのうち、適切なものはどれか。a:どの非キー属性も、主キーの真部分集合に対して関数従属しない。b:…
正解:第1正規形:c/第2正規形:a/第3正規形:b
要点:正規化は繰返し→部分従属→推移的従属の順に取り除く
第1正規形は繰返し項目を排除して各欄が単一の値になった状態(c)を指す。第2正規形はさらに、主キーの一部だけで決まる属性(部分関数従属)を分離した状態(a)である。第3正規形では、非キー属性を経由して間接的に決まる推移的関数従属も取り除く(b)。この順で段階的に冗長性を減らしていく。
出典:令和4年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問28(IPA)関係を第2正規形から第3正規形に変換する手順はどれか。
正解:候補キー以外の属性間に関数従属性がある場合,その関係を分解する。
要点:第3正規形化は非キー属性間の推移的関数従属を分離すること
第3正規形は、候補キー以外の属性(非キー属性)が候補キーに推移的に関数従属している状態を排除した形である。第2正規形の関係で非キー属性どうしに関数従属があると、候補キー→中間属性→別の非キー属性という推移的従属が生じているので、その部分を別の関係に切り出す。
出典:令和7年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問26(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。