利用者認証(多要素認証・バイオメトリクス認証)とは?
利用者認証(多要素認証・バイオメトリクス認証)とは、本人であることを確認する認証の方法を、「知識情報」(パスワードなど本人だけが知っている情報)、「所持情報」(ICカード・スマートフォンなど本人だけが持っているもの)、「生体情報」(指紋・顔などバイオメトリクス)の3要素に分類する考え方。このうち異なる2種類以上の要素を組み合わせる認証を多要素認証という。
応用情報技術者試験の過去問では7回出題されています(2016年度〜2024年度)。
りようしゃにんしょう
利用者認証(多要素認証・バイオメトリクス認証)の意味
本人であることを確認する認証の方法を、「知識情報」(パスワードなど本人だけが知っている情報)、「所持情報」(ICカード・スマートフォンなど本人だけが持っているもの)、「生体情報」(指紋・顔などバイオメトリクス)の3要素に分類する考え方。このうち異なる2種類以上の要素を組み合わせる認証を多要素認証という。
利用者認証(多要素認証・バイオメトリクス認証)の具体例
パスワード入力(知識情報)に加え、スマートフォンに届くワンタイムパスワード(所持情報)の入力を求める二段階認証は、多要素認証の典型例。
利用者認証(多要素認証・バイオメトリクス認証)は試験でどう引っ掛けられる?
「異なる2つのパスワードを入力させる」のは同じ要素(知識情報)を2回使っているだけなので多要素認証とは呼ばない点に注意。
利用者認証(多要素認証・バイオメトリクス認証)と関連する用語
利用者認証(多要素認証・バイオメトリクス認証)が出た過去問
リスクベース認証の特徴はどれか。
正解:普段と異なる環境からのアクセスと判断した場合、追加の本人認証をすることによって、一定の利便性を保ちながら、不正アクセスに対抗し安全性を高める。
要点:リスクベース認証は普段と違うときだけ認証を追加する
リスクベース認証は、アクセス元のIPアドレスや端末、時間帯などの情報から普段と異なる状況かどうかを判断し、通常と違うと判定したときだけ追加の認証を求める方式です。日常的な利用では手間を増やさず、なりすましが疑われる場面でだけ確認を強めるため、利便性と安全性を両立できます。常に2種類の認証を課す多要素認証とは考え方が異なります。
出典:平成28年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問40(IPA)Webアプリケーションのセッションが攻撃者に乗っ取られ,攻撃者が乗っ取ったセッションを利用してアクセスした場合でも,個人情報の漏えいなどの被害が拡大しないように…
正解:パスワードによる利用者認証を行う。
要点:乗っ取り後の被害抑止には重要操作直前の再認証が有効
セッションが乗っ取られている前提では、セッションIDの管理方法をどう工夫しても情報の閲覧は止められない。重要情報を返す直前にパスワードによる再認証を求めれば、本人しか知らない情報を持たない攻撃者は先へ進めず、被害の拡大を防げる。
出典:平成28年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問41(IPA)インターネットに接続された利用者のPCから,DMZ上の公開Webサイトにアクセスし,利用者の個人情報を入力すると,その個人情報が内部ネットワークのデータベース(…
正解:PCとWebサーバ間の通信データを暗号化するとともに,利用者を認証することができるようになる。
要点:クライアント証明書付きTLSは通信路の暗号化と利用者認証を担う。
TLSはPCと通信相手であるWebサーバとの間の通信を暗号化するもので、その先のDBサーバとの区間までは保護されない。ここで利用者個人のディジタル証明書(クライアント証明書)を使うと、サーバ側が証明書によって接続してきた利用者本人を確認できる。したがってPC−Webサーバ間の暗号化と、利用者の認証が同時に得られる。
出典:平成30年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問40(IPA)シリアル回線で使用するものと同じデータリンクのコネクション確立やデータ転送を、LAN上で実現するプロトコルはどれか。
正解:PPPoE
要点:PPPoEはPPPをイーサネット上で実現するプロトコル
PPPoEは、電話回線などのシリアル回線で使われてきたPPPの機能を、イーサネットのフレームに載せて実現するプロトコルである。これによりLAN上でも利用者認証やIPアドレスの割当てを伴うコネクション確立ができ、ブロードバンド回線の接続方式として広く使われてきた。名称のoEはover Ethernetを表す。
出典:令和4年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問32(IPA)スパムメール対策として、サブミッションポート(ポート番号587)を導入する目的はどれか。
正解:SMTP-AUTHを使用して、メール送信者を認証する。
要点:587番はSMTP-AUTHで送信者を認証する専用ポート
サブミッションポート587番は、利用者からの送信を受け付ける専用の口として、25番のメール転送と分けて使う。ここでSMTP-AUTHによる利用者認証を必須とすることで、認証を通った正規の利用者だけが送信でき、第三者による迷惑メールの送信を防げる。
出典:令和5年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問44(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。