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リード・ラグとは?りーど・らぐ

リード・ラグとは、先行作業と後続作業の依存関係に与える時間の調整値で、リードは後続を先行の完了前に前倒しできる時間(負の待ち)、ラグは先行の完了後に必要となる待ち時間(正の待ち)である。依存関係の種類(FS/SS/FF/SF)を変えずに開始時期だけをずらせるのが要点で、プレシデンスダイアグラム上ではFS−5日、FS+20日のように表す。リード・ラグを入れると各作業の最早・最遅時刻が変わるため、トータルフロートの分布とクリティカルパスそのものが動く。工期短縮を検討するときの手当てもここに現れ、リードを与えて工程を重ねるのがファストトラッキング、資源を投入して所要日数自体を削るのがクラッシングである。

最終更新:2026-10-06

試験情報

応用情報技術者試験の頻出用語/テクノロジ系

別名:リード、ラグ

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背景

依存関係を種類(FS/SS/FF/SF)だけで表すと、現実の段取りを写し取れない。先行作業の完了を待たずに着手できる余地と、誰も稼働しないが必ず経過が必要な時間は、どちらも依存関係の種類を変えずに開始時期だけをずらす調整であり、これを表すためにリード・ラグが導入された。ラグを作業として登録する回避策が禁じ手なのも同じ理由で、稼働していない期間を工数として計上すれば資源ヒストグラムと見積が歪む。工期短縮の議論もここに接続し、リードを与えて重ねるファストトラッキングは手戻りリスクを、クラッシングはコストを対価に払うという対比で問われる。

具体例

「基本設計が7割完了した時点で詳細設計に着手する」はFS関係にリード5日を与えて表現する。「コンクリートの養生に7日」「機材の発注から納品まで20日」は要員が稼働しない純粋な待ちなので、ダミー作業を置かずFS+7日、FS+20日のラグとして設定する。クリティカルパス上の作業にリードを入れれば工期は縮むが、先行作業の成果が後から変われば後続が手戻りになるため、変更が起きにくい部分から先に着手する切り分けを併せて設計する。

試験での引っ掛け

記述で問われるのは「なぜラグを作業として登録してはいけないか」で、答えは要員が稼働していない期間を稼働として計上することになり、資源ヒストグラムと工数見積が過大になるためである。リードとファストトラッキングの関係も定番で、リードの付与は前倒しによる手戻りリスクを伴い、追加コストは原則かからない一方、クラッシングはコスト増と引き換えに期間を縮める点が対になる。加えて、リード・ラグはクリティカルパス外の作業に入れても工期は変わらないため、短縮策として意味を持つのはクリティカルパス上に限る。符号の向き(リードが負、ラグが正)の取り違えにも注意。

関連用語

解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。

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試験での特徴
  • 分野:テクノロジ系
  • 記述で問われるのは「なぜラグを作業として登録してはいけないか」で、答えは要員が稼働していない期間を稼働として計上することになり、資源ヒストグラムと工数見積が過大になるためである。