マルチプレクサとデコーダとは?まるちぷれくさとでこーだ
マルチプレクサとデコーダとは、少ない制御線で多数の系統を指し分けるための組合せ回路。マルチプレクサは横に並んだ入力のうち制御線が指した1系統だけを先へ通し、デコーダは受け取った番号をそれに対応する1本の線へ展開する。多重化された回線や集約された監視信号の中から、目的の1系統だけを選び出して扱うという運用の切り分けと同じ構図が、回路の部品として実現されている。
最終更新:2026-10-06
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番地や経路を指定するのに、対象の数だけ制御線を引くのは配線量の点で成り立たない。少ないビット数の符号で指定させ、回路の側でそれを実際の1本へ展開する——デコーダの役目はこの翻訳であり、マルチプレクサは逆に多数の経路から1本を選んで束ねる。どちらも「少ない線で多くを指す」ための基本部品である。
具体例
主記憶では、アドレス線の値をデコーダが受けて該当する行だけを活性化する。4入力から1つを選ぶマルチプレクサに必要な選択線は2本で、8入力なら3本というように、選択線の本数は入力数の対数で決まる。逆向きに複数の入力を符号へ圧縮するエンコーダと組で出題されることが多い。
試験での引っ掛け
マルチプレクサとデマルチプレクサは向きが逆で、前者は多対一の選択、後者は一対多の分配である。名前が似ているため混同しやすい。もう一つ、デコーダもマルチプレクサも組合せ回路であり、クロックに従って状態を保持する順序回路(フリップフロップやカウンタ)とは別の分類に属する。入力が同じなら出力は常に同じで、過去の入力に依存しない。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。