プログラム言語のパラダイム(手続き型・オブジェクト指向・関数型)とは?ぷろぐらむげんごのぱらだいむ
プログラム言語のパラダイム(手続き型・オブジェクト指向・関数型)とは、プログラムの書き方の分類で、手続き型は処理手順を順に書き、オブジェクト指向はデータと処理をまとめた部品の単位で組み立て、関数型は入力から出力への関数の組合せとして書いて状態を極力持たせない。運用の場面では、監視スクリプトや自動化処理をどの言語・どの書き方で作るかという判断に効き、状態を持たない書き方は、途中で失敗した処理をそのまま再実行できる(何度実行しても結果が同じ)という運用上の利点につながる。
最終更新:2026-10-06
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言語の流行は運用の関心事ではないが、自分たちが書いた自動化スクリプトは10年単位で残り、作った人が異動した後も動き続ける。処理の途中で状態を書き換えていく書き方は、失敗した位置によって残る状態が変わるため、再実行してよいのかを人が判断しなければならない。副作用を持たない形へ寄せておけば、失敗しても頭から流し直せる。パラダイムの違いが運用に効くのは、この「途中で落ちたときにどうなるか」の差である。
具体例
運用の自動化では、シェルスクリプト(手続き型)で書いた処理を、状態を持たない形へ整理し直すと、途中失敗時の再実行がそのままできるようになる。Ansible のように「あるべき状態を宣言し、何度実行しても同じ結果になる」ことを前提に作られた道具が運用で好まれるのは、この性質を最初から備えているからである。オブジェクト指向言語では、継承(既存の性質を引き継ぐ)、カプセル化(内部データを隠す)、多相性(同じ呼び出し方で異なる動作をさせる)が三大特徴とされる。
試験での引っ掛け
継承・カプセル化・多相性の3語の取り違えが定番で、とくに多相性は「同じ名前の操作が対象によって異なる処理をする」ことであり、既存の性質を引き継ぐ継承とは別物である。運用側での実害は別のところにあり、再実行できる作りかどうかを確かめずに自動化スクリプトを障害対応手順へ組み込むと、途中失敗後の再実行で二重処理を起こす。「自動化されているから安全」という理解は、再実行時の挙動を確認して初めて成り立つ。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。