ウォッチドッグタイマとは?うぉっちどっぐたいま
ウォッチドッグタイマとは、あらかじめ決めた時間内にソフトウェアからの合図(キック、クリア)が届かないと、対象を強制的に再起動するなどの安全処理を自動で起動するタイマ。人が気づく前に暴走・無限ループ・デッドロックから復旧させる仕掛けで、運用の場面では、応答を返さなくなったサーバやプロセスを自動再起動するヘルスチェックの原型にあたる。
最終更新:2026-10-06
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止まったことを検知して人を呼ぶ監視は、夜間には通報から着手まで時間がかかる。しかも「落ちて消えた」プロセスは検知しやすい一方、生きているのに応答しないハングは、プロセス生存だけを見ていると正常に見えてしまう。そこで「一定間隔で自分から元気だと言い続けさせ、言わなくなったら殺して立て直す」という向きに逆転させたのがウォッチドッグである。監視が異常を見つけるのに対し、こちらは異常を前提に自動で復旧する側の仕組みで、平均復旧時間(MTTR)を人の手を介さずに縮める。
具体例
Linux の systemd では、ユニットに WatchdogSec を設定するとプロセスが定期的に通知を送る義務を負い、途切れれば systemd が再起動する。Windows Server フェールオーバークラスタも同様に、ノード間のハートビートが所定回数途切れたところでリソースを別ノードへ引き継ぐ。どちらも「合図が来ないこと」を故障とみなす点が共通している。
試験での引っ掛け
生存の合図を、業務処理と関係のない場所(割込みハンドラや常駐スレッドのタイマ)から無条件に出していると、肝心の業務処理が固まっていても合図だけは出続け、監視の意味を失う。運用でよくあるのは、監視エージェント自身がハングしても「監視は正常」と表示されてしまう状態で、監視の監視(外部からの死活確認)を別経路で持つ必要がある。もう一つ、自動再起動は復旧手段であって原因除去ではない——再起動回数の増加自体を問題管理へ回さないと、根本原因が隠れたまま件数だけが増える。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。