責任共有モデルとは?
責任共有モデルとは、クラウドの提供者と利用者の間で、どこまでを誰が守るかを分担する考え方。IaaSでは利用者がゲストOSのパッチ管理・ミドルウェア・アプリ・データを担う。PaaSではOS・ミドルウェアは事業者が担い、利用者はアプリとデータを担う。SaaSでは利用者の責任は主にデータとアカウント・権限設定に限られる。
情報処理安全確保支援士試験の過去問では2回出題されています(2020年度〜2022年度)。
せきにんきょうゆうもでる
責任共有モデルの意味
クラウドの提供者と利用者の間で、どこまでを誰が守るかを分担する考え方。IaaSでは利用者がゲストOSのパッチ管理・ミドルウェア・アプリ・データを担う。PaaSではOS・ミドルウェアは事業者が担い、利用者はアプリとデータを担う。SaaSでは利用者の責任は主にデータとアカウント・権限設定に限られる。
責任共有モデルの具体例
IaaS上の業務サーバでゲストOSの脆弱性が悪用された際、事業者の責任範囲は仮想化基盤までで、パッチ適用は自社の責任だった。以後は契約前にIaaS・PaaS・SaaSごとの分担表を作り、誰がいつまでに適用するかを運用手順に明記した。
責任共有モデルは試験でどう引っ掛けられる?
サービス形態ごとの境界の入れ替えが頻出。SaaS利用時に監査できるのは、自組織が管理するアプリ利用者IDとアクセス記録の範囲。
責任共有モデルと関連する用語
責任共有モデルが出た過去問
JIS X 9401:2016(情報技術-クラウドコンピューティング-概要及び用語)の定義によるクラウドサービス区分の一つであり、クラウドサービスカスタマが表中…
正解:PaaS
要点:アプリだけ利用者が持つ責任分担はPaaS
アプリケーションの実装とそのデータの扱いだけを利用者が担い、DBMS・OS・ハードウェアはすべて提供者が管理するという分担は、実行環境(プラットフォーム)を提供するPaaSの責任分界に一致する。IaaSであれば利用者がOSやミドルウェアの管理まで負い、SaaSであれば利用者はアプリケーション自体の実装に関与しない。責任共有モデルの層の切れ目を押さえておきたい。
出典:令和2年度 10月 情報処理安全確保支援士試験 am2 問11(IPA)JIS X 9401:2016 (情報技術-クラウドコンピューティング-概要及び用語) の定義によるクラウドサービス区分の一つであり、クラウドサービスカスタマが…
正解:PaaS
要点:アプリ層だけ利用者が担い基盤は事業者が担うのがPaaS
利用者がアプリケーションの開発とその中でのアクセス制御・暗号化に責任をもち、DBMSやOS、ハードウェアの管理は事業者が担う分担は、アプリケーションの実行基盤だけを提供する形態、すなわちPaaSに当たる。IaaSではOSやミドルウェアの管理は利用者側の責務となり、SaaSではアプリケーション自体を事業者が提供するため、いずれも表の分担と合わない。責任共有モデルは、どの層までを事業者が管理するかで区分される。
出典:令和4年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問12(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。