差分バックアップ・増分バックアップとは?さぶんばっくあっぷぞうぶんばっくあっぷ
差分バックアップ・増分バックアップとは、フルバックアップの間を変更分だけで埋める2つの方式。差分バックアップは「直前のフル以降に変わったものすべて」を毎回取り直し、増分バックアップは「前回のバックアップ(フルでも増分でも)以降に変わったもの」だけを取る。差分は取得が重く復旧が簡単、増分は取得が軽く復旧が煩雑と、性質が互いに逆になる。ランサムウェア対策では、どちらの方式でも世代をオフラインに分離して持つ。
最終更新:2026-10-06
情報処理安全確保支援士を最短で暗記・合格する →背景
毎日フルを取ると時間と媒体が持たず、かといって変更分だけを取ると復旧時に何本を順に適用するかが問題になる。「取得を軽くする」か「復旧を簡単にする」かの選択肢として2方式が生まれた。支援士試験では復旧手順の本数計算に加え、3-2-1ルールやイミュータブルバックアップと組み合わせ、暗号化被害後に確実に戻せる構成として問われる。
具体例
Windowsのアーカイブビットで考えると、増分は取得後にビットを落とし、差分は落とさない——だから差分は毎回フル以降の全変更を含む。日曜フル+平日増分で木曜に障害が起きれば、フル1本と月〜木の増分4本を順に戻す。平日差分なら木曜の差分1本で済むが、その1本は週後半ほど大きい。Veeamは増分を合成して仮想フルを作り、両者の弱点を埋める。
試験での引っ掛け
増分は取得が速く、差分は復旧が速い——この関係を逆に覚えやすい。増分は途中の1本でも欠けると以降を適用できないため、媒体障害への冗長性の考え方が差分と異なる。バックアップ先が常時マウントされていると差分・増分ごとランサムウェアに暗号化される点は、方式の選択とは別に問われる。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。