情報処理安全確保支援士暗記無料で始める

多層防御とは?たそうぼうぎょ

多層防御とは、境界、ネットワーク、端末、アプリケーション、データという各層へ、性質の異なる防御を重ねて配置し、どこかが破られても次の層で止める設計思想。セキュリティ実現方式の設計原則のひとつに挙げられ、層ごとに予防・検知・回復の役割を分けて置くことで、破られた後に気づいて手を打つ時間を確保する。

最終更新:2026-10-06

試験情報

情報処理安全確保支援士試験の過去問では2問の解説で触れられています(2019年度〜2021年度)。

情報処理安全確保支援士試験の頻出用語/午前II

別名:多層防御(ディフェンスインデプス)、ディフェンスインデプス

この語が出る過去問を解く →

背景

完全な防御は存在しない、という前提から出発する考え方である。一枚の壁へ投資を集中させると、その壁が抜かれた瞬間に内部が無防備になる。攻撃を止め切ることではなく、進むたびに手間をかけさせ、その間に検知の機会を作ることへ目的を移したのがこの発想で、ゼロトラストの議論もこの延長線上にある。

具体例

メールの入口でフィルタし、端末ではEDRで実行と挙動を見張り、内部はセグメントで分けて横移動を制限し、保存データは暗号化し、外向きの通信を監視する。攻撃者はどの段階でも足を止められ、防御側はそのたびにログという痕跡を得る。

試験での引っ掛け

同じ対策を予備として重ねる多重防御とは目的が違う。同一のエンジンを二段に並べても見逃す対象は変わらず、独立していなければ層の数だけ費用が増えるだけになる。層を増やすこと自体が目的になり、出てきたログを誰も見ていない、という状態も設問では否定される。

関連用語

出た過去問

解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。

この語が出る過去問を解く →

試験での特徴
  • 2問の解説で触れられる(2019年度〜2021年度)
  • 分野:午前II
  • 同じ対策を予備として重ねる多重防御とは目的が違う。