サイバーキルチェーンとは?
サイバーキルチェーンとは、標的型攻撃の一連の流れを、偵察・武器化・配送・攻撃(エクスプロイト)・インストール・遠隔操作(C&C)・目的の実行という段階に分けて捉えるモデル。どの段階で断ち切れば被害を防げるかを検討する枠組みとして使う。
情報処理安全確保支援士試験の過去問では3回出題されています(2021年度〜2024年度)。
さいばーきるちぇーん
サイバーキルチェーンの意味
標的型攻撃の一連の流れを、偵察・武器化・配送・攻撃(エクスプロイト)・インストール・遠隔操作(C&C)・目的の実行という段階に分けて捉えるモデル。どの段階で断ち切れば被害を防げるかを検討する枠組みとして使う。
サイバーキルチェーンの具体例
「偵察」は接触前に公開情報から標的の組織構成やメールアドレスを下調べする段階にあたる。
サイバーキルチェーンは試験でどう引っ掛けられる?
MITRE ATT&CKと役割が違う。キルチェーンは偵察から目的実行までを時系列の7段階で捉えるモデル、ATT&CKは攻撃者の戦術・技法を網羅したマトリクスで、特に侵入後の細かい手口の分類に使う。また第1段階の「偵察」は公開情報の調査など攻撃対象に接触する前の活動を含むため、自組織のログには残らないことが多い。
サイバーキルチェーンと関連する用語
サイバーキルチェーンが出た過去問
サイバーキルチェーンに関する説明として、適切なものはどれか。
正解:攻撃者の視点から、攻撃の手口を偵察から目的の実行までの段階に分けたもの
要点:サイバーキルチェーンは攻撃を段階に分け対処点を見つける
サイバーキルチェーンは、標的型攻撃の一連の流れを攻撃者側の視点で段階に分けて整理したモデルである。偵察、武器化、配送、攻撃、インストール、遠隔操作、目的の実行といった段階に分解することで、どの段階でどんな検知・遮断が可能かを整理でき、いずれかの環を断てば攻撃全体を止められるという考え方につながる。多層防御の設計指針として使われる。
出典:令和3年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問5(IPA)標的型攻撃における攻撃者の行動をモデル化したものの一つにサイバーキルチェーンがあり、攻撃者の行動を7段階に分類している。標的とした会社に対する攻撃者の行動のうち…
正解:攻撃者が、会社の役員が登録しているSNSサイトから、攻撃対象の人間関係、趣味などを推定する。
要点:偵察は接触前に公開情報から標的を下調べする段階
サイバーキルチェーンの第1段階である偵察は、標的に接触する前に公開情報などから組織や人物の情報を収集する活動を指す。SNSなど外部から誰でも見られる情報源をたどって人間関係や趣味を把握する行為は、標的型メールの説得力を高める下調べであり、この段階に当たる。以降は武器化、配送、攻撃、インストール、C&C、目的の実行と続く。
出典:令和4年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問5(IPA)様々なサイバー攻撃手法を分類したナレッジベースはどれか。
正解:MITRE ATT&CK
要点:MITRE ATT&CKは攻撃の戦術と技術を体系化したナレッジベース
MITRE ATT&CKは、実際に観測された攻撃者の戦術(Tactics)と技術(Techniques)を体系的に分類・整理したナレッジベースで、防御側が自組織の検知能力を評価する際の共通言語として使われる。よってイが正しい。CVSSは脆弱性の深刻度を数値化する評価指標、STIX/TAXIIは脅威情報の記述形式と交換手順、サイバーキルチェーンは攻撃の段階モデルであり、いずれも手法の分類体系ではない。
出典:令和6年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問3(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。