性能設計(応答時間・スループット)とは?せいのうせっけい
性能設計(応答時間・スループット)とは、性能要件を、指標・対象処理・負荷条件・測定位置の4点をそろえて定義する設計行為。指標には、単位時間あたりの処理量を見るスループット、要求を出してから結果が返り始めるまでを見る応答時間、依頼から全結果を受け取り終えるまでを見るターンアラウンドタイムがある。
最終更新:2026-10-06
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「速いこと」という要件は、何を、どんな負荷で、どこで測るかを決めないかぎり検収で必ずもめる。オンラインは応答時間、バッチはスループットや処理時間というように、業務の性質で見るべき指標も変わる。どの指標をどう測って合意したかは、非機能要件の論述でもっとも書きやすい設計判断の一つになる。
具体例
「毎秒200件のピーク時に、商品検索の応答時間はWebサーバ入口で測って95パーセンタイル1秒以内」「夜間バッチは500万件を6時間以内」のように、対象処理・負荷・測定点を添えて合意し、そのまま性能試験の項目に落とす。
試験での引っ掛け
平均値だけの合意は使えない。平均が1秒でも上位5%が10秒かかれば利用者の体感は悪く、検収時に主張が食い違う。応答時間とターンアラウンドタイムの取り違え、負荷条件を書かずに数値だけを決めることも定番の誤り。
関連用語
出た過去問
出典:令和7年度 春期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問22(IPA)
キャッシュサーバを利用した検索処理の平均応答時間は,キャッシュサーバでヒットした場合には0.2秒,ヒットしない場合には2.2秒である。現在の平均検索応答時間は,…
正解:1.6
要点:平均応答時間からヒット率を逆算し半減後に再計算する
現在のヒット率をhとすると、0.2h+2.2(1-h)=1.0 が成り立ち、これを解くとh=0.6となる。3年後のヒット率はその半分の0.3なので、平均応答時間は 0.2×0.3+2.2×0.7=0.06+1.54=1.6秒となる。
出典・参考
公式シラバスの18 システム運用の評価 > 18-1 システム運用の評価に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。