キャパシティプランニングとは?キャパシティプランニング
キャパシティプランニングとは、将来の業務量の伸びを見込んで、必要な処理能力・記憶容量・回線帯域を先に見積もり、資源を手当てする計画づくり。現在の性能を測ることでも遅い箇所を直すことでもなく、いつどれだけ足りなくなるかを予測して調達の時期を決める活動を指す。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
資源の調達には時間がかかり、足りなくなってから動けば業務が止まる期間ができる。逆に余裕を大きく積めば、使わない資源へ金を払い続ける。この2つの損失の釣り合いを、業務量の予測と増設の刻みで管理するのがこの活動である。クラウドで即時に増やせる場合でも、上限の設定と費用の予算化が同じ役割を担うため、予測の作業そのものは消えない。
具体例
受注データが年30%増える前提で3年後の表サイズと索引の大きさを見積もり、区分化と過去データのアーカイブの方針を先に決める。クラウドなら自動増減の上限値と、その上限へ達したときの警報を方式設計へ入れておく。
試験での引っ掛け
対象は将来の資源量の計画であって、現状の測定や改善ではない。現状を測るのはベンチマークや性能テスト、遅い原因を取り除くのはチューニング——設問が「いま起きている性能問題への対処」を聞いているなら、これは答えにならない。
関連用語
出た過去問
出典:平成30年度 秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問20(IPA)
ITインフラストラクチャのキャパシティプランニングの目的として、最も適切なものはどれか。
正解:必要となるリソースを適切なタイミングで増強することによって、適正なコストで最適なパフォーマンスのサービスを提供する。
要点:キャパシティ管理は適正コストで必要な性能を維持する
キャパシティプランニングは、将来の業務量や利用者数の伸びを予測し、CPU・メモリ・ディスク・回線などのリソースを必要な時期に必要なだけ確保する活動である。過剰投資による無駄も、不足による性能劣化も避け、適正コストで目標水準のサービスを維持することが目的である。
出典・参考
高度試験 午前I(高度午前I 相当)のシラバスの2 コンピュータシステム > 2. システムの評価指標 > (1) システムの性能特性と評価に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。